逆転ニュルンベルク裁判

Subject9-2
アウシュヴィッツ収容所のガス殺証人

地球が宇宙の中心ではなく、自転しながら回転しているなど馬鹿馬鹿しい。

科学でも神学でもない。罪悪的だ。

――――ガリレオ・ガリレイへのローマ・カトリック教会の判決


被告 

判事 

検察  

弁護  

陪審員     今回は誰かな? 今回は誰かな?

証人 今回は誰かな?


 「これより法廷を開廷します」

 「弁護側、準備完了しています」

 「検察側、準備完了してします」

 「今回は『アウシュヴィッツのガス殺証人』シリーズ第2段です。

まあ、前回の証人  の証言からして、検察側証人の証言はまったく当てにならないことは読者の誰もがわかっていることですが、それを言ってしまったらコンテンツが終了してしまいます。

あと『証言だけでは証拠不十分』という正論も却下です。

そーいうコンテンツの存在そのものを根底から覆す突っ込みをした人はゴミ処理係 シロウの料理はなんでも美味しいですよ  に頼んでレッドカードです」

 「都合の悪い質問は問答無用でスルーか。

そうでもしなければ辻褄(つじつま)が合わないとは。

検証以前にいろんな意味で終っているな」

 「終っているのは貴様の頭だ。

『ホロコーストはなかった』というネオナチやネオファシスト、およびリビジョニストの妄言など馬鹿馬鹿しい。

歴史修正主義は科学でも神学でもない。罪悪的だ。

暗黒の世界に戻れ。お前は人を不幸にする」

 「俗物が。

頭の中が中世暗黒時代で止まっている。

ホロコースト肯定派には時の流れというものがないようだな。

そんなんだから脳みそがキムチでできてると言われるのだ」

 「……言ってるのはあんたらだけでしょうが……」

 「……何か質問は?」

 「はーい。

前回セイバーさんに拉致されたクルツくん  とルクスさん  はどうなったんですか?」

 「……さあ?」

 「さあって、をい……」

 「今回はレッドカードで出場停止ですが、次回から復活するでしょう。

あまり気にしてはいけません」

 「適当ねぇ」

 「北朝鮮に拉致されたわけではないので心配は無用ですよ。

千鳥嬢のように人体実験で変な薬を打たれて廃人にされることはないでしょう」

 「あたしは廃人にされてません!」

 「……そうだったのですか? 普段の行動からてっきり……」

 「どーいう意味よ!」

 「別に。

さて、今回はレッドカードで出場停止を喰らったお二人の代わりに新たなゲストがいらしております」

 「ゲスト?」


 「ヘロー おにいちゃん。元気してた?」

 「クララ?」

 「なによその顔。ボクが来たのに嬉しくないの?」

 「いや、そういうわけじゃないが……」

 「こら、クララ。ちゃんと挨拶せなあかんやろ」

 「ティーー!!!!!」

 「なんやワレその顔、なんか文句あるんか?

舐めたことしくさるとケツの穴に指突っ込んで経絡秘孔を突くで。

おんどれなんぞ指先一つでダウンや」

 「い、いえ別に……失礼しました……」

 「よろしい」

 「……なんつー会話してんのよ、こいつらは」

 「ふふふ、ツボ、ですか。それはいい考えですね、くすくす……」

 「? どうしたの?」

 「ほっほっほ……別に。何でもありませんよ」

 「そう?」

 「……おい」

 「お。ソフィアちゃん。お久しぶり」

 「……何をしに来た?」

 「ナニをしに? 下品な質問やねぇ。そんなだからジクルトに捨てられるんよ。プ」

 「それは関係ない! というかそんなことを言いふらすな!」

 「そこまで。

とりあえず自己紹介をして下さい。話が前に進みません」

 「いつものことですけどね」

 「そやね。久々におうた姉妹の馴れ合いもええけど、そればっかってのもいかんし。

うちはティル・パンタブルグ。

ソフィアちゃんの姉や。よろしゅう」

 「ボクはクララ・パンタブルグ14歳。

そこのソフィアおばさん(めい)だよ」

 「誰がおばさんだ、誰が!」

 「えー、だってソフィアおばさんってママ(ムッター)の妹なんでしょ?

だったらボクから見ればおばさんじゃない」

 「そーいうときは平仮名ではなく、ちゃんと漢字で『叔母さん』と言え」

 「ハァ? 何言ってるのソフィアおばさん

ボクはドイツ人だよ?

日本語(ヤパーニッシュ)なんてわかるわけないじゃない。

そーでしょソフィアおばさん?」

 「お前、わざとやってるだろ!」

 「酷い! どうしてそんなに怒鳴るの!

ボクが何したってゆーのよ!

おにいちゃん! ソフィアおばさんに何とか言ってやって!」

 「大尉……。子供相手にムキになっても仕方ないでしょう」

 「くっ! なんと卑怯な……!」

 「さっすがおにいちゃん。いつもボクの味方してくれるんだね」

 「クララ、あの人に年齢を連想させるようなことを言っちゃだめだろ。

本人はかなり気にしてるんだから」

 「は〜い♪ むふふ〜(ヴォルフの袖口をきゅっ)」

 「……あとしがみつくのをやめてくれ。重いから……」

 「え〜? いいじゃないの〜 せっかく会ったんだから〜」

 「……」

 「ん? どうした?」

 「ロリコン(犯罪者)

 「……」

 「ヴォルフさん。一度くらいの浮気なら大目に見てあげます。でも次はありませんからね!

これだから男って奴は。ぷんぷん!」

 「……何をワケのわからないことを言ってんだ君は……?」

 「おにいちゃん……この女の人は誰?」

 「はじめましてクララちゃん。

わたしはヴォルフさんののリューシアナッサと言います」

 「――――――妻?」

 「だからどうして君はいつもいつも平気で嘘ばかりつくんだよ……」

 「この顔が嘘をついているように見えますか? うふふふ」

 「そうとしか見えん」

 「あなたが好きでした。

はじめて会った小学校のフォークダンスのときからずっとあなたが好きでした」

 「……リューシ―さんとはじめて会ったのは北アフリカのはずだが……」

 「ヴォルフさんさっきから酷いですッ!

こーいうときは嘘でも話を合わせるのが男の甲斐性というものだわ!」

 「言ってることおかしいよ君。いつものことだけど…」

 「やっぱりわたしの身体が目的だったのね!

わたしの部屋のベッドで寝たのを忘れたんですか!

飽きたら捨てるなんて酷すぎる!

こーいう男が女を不幸にするのよ!

うう、うわあああん!」

 「ベッドで寝たって、あ、あれはただ砂漠でぶっ倒れてたから介抱してもらっただけで――――― クララ?」

 「酷いよおにいちゃん……

アフリカまで戦争に行ったと思ったら、ナム戦の米兵みたいに女の子の奴隷が欲しかったなんて……!」

 「ちょっと待て。米兵みたいってなんだ。米兵って」

 「はいソース」

 参考資料:アメリカ海兵隊員の戦闘記録ベトナム海兵戦記 アーネスト・スペンサー著

P,29

補給兵

デルタ中隊には、補給の仕事をきわめて円滑にやってくれるひとりの補給軍曹がいる。黒人の軍曹E-5だ。補給は活力のもとであり、この男はそれを与えてくれるのだ。優秀な補給係は敏腕な事業家と同じで、この黒人兵は取引がうまい。ダナン基地に行かせるだけで、彼は請求すべきものはすべて請求し、何でももってきてくれる。あいつなら戦車だってもってくるに違いない。あの野郎、どうやって手に入れてくるんだろう?彼は大きな金歯を見せて笑うだけだ。「自分は、この男性社会海兵隊では特別なコネがあるんです、中尉殿」

彼の名はジョージ、名ストーリー・テラーである。部下の少尉たちと俺は、彼を取り囲んで座り、夜遅くまで感心しながら彼の話に耳を傾けた。これまでの彼の生き方は、偉大な冒険者のそれである。

かって、地中海で勤務していたとき、休暇をもらってモロッコに行った。自分でひとりの奴隷少女を買い求め、次のように公言してはばからない。

奴隷制度というのがいったいどういうものか、直接この目で確かめることが、かねてからの自分の夢だったんです

 「……」

 「『アフリカなら白人女はいないから大丈夫だ』と思ってたボクが甘かったよ。

ナチ党の人は『アーリア人はアーリア人以外を人間と思ってはいけない』とか言ってるけど、よくよく考えてみれば、ボクの友達でそんなことを守ってる人なんてほとんどいないし。

っていうか、ナチ党の人だって『日本人とタイ人はアーリア人と等しい人種価値がある』とか『我が闘争』に書いてあることとまったく反対のこと平気で言ってるし。

パリの街でドイツ軍の制服を着たインド人が白人のお姉ちゃん達と遊んでるの見たことあるし、ボクの友達にはユダヤ人だけど書類を偽造してアーリア人ってことになってる子もいるし。

女なら誰でもいいくせに何が『アーリア人至上主義』だよ。

こんなんだからどこぞの極東の島国の人たちみたいに『褐色肌(*´Д`)ハァハァ'』なんてことになっちゃうんだ。

うう〜、こうなることがわかってれば……

まあ、わかっててもどうにもならないけどさ」

参考資料:「ナチ・ドイツ清潔な帝国」(H・P・プロイエル)人文書院より

全国学生指導部は、若いドイツ女性のなげかわしい態度を非難して、こう述べた。女子学生の間には、日本人やタイ人までアーリア人と等しい人種的価値があると公式に宣言されたために、混乱が起こっている。今やこれらドイツ女性は、外国人に対する正常な心理的抑制を振り捨てて、イラン人やインド人など東方系学友とむつまじくするほどに人種的本能を忘れている。だが人種意識の高い学生指導者はこの本能を保持していて、これらの外国人学生がドイツ女性といる所を見かけると袋叩きにする。

※ インド独立の英雄チャンドラ・ボーズはオーストリア(当時はナチス・ドイツ)人女性エミリーと結婚した。しかし上記のソースを見るとエミリーが特別に差別意識を持たない女性だったわけではなく、差別意識を持たないドイツ人女性の方が多かったようである。調べれば調べるほどナチスの唱える「アーリア人至上主義」は米英の唱える「民主主義」と同じくらいの嘘であることがわかる。

 「おにいちゃんはその人に萌えてるんじゃないよ。

ただその女(ひと)の黒髪と褐色肌が珍しいだけなんだよ。

ドイツじゃ周りが白人ばかりだったから免疫がないだけ。

もぉ、島国根性丸出しなんだから」

 「……ドイツは島国じゃないぞ」

 「むっ なかなか鋭い突っ込みだね。

そういえば一応ボクたちはドイツ人って設定だった。

すっかり忘れてたよ」

 「だいたいなんで俺がよりによってリューシ―さんに萌えてることになってんだよ。

ナディア ならともかく、『ニダ!』とか言ってる真性の電波女のどこに萌え要素があるのかさっぱりわからん」

 「……ナディア、ですか」

 「何を企んでいる?」

 「わたしも殿方の楽しませ方は知っているということです」

 「???」



 「これでどうですか?」

 「いや、どうって言われても……」

 「ふふふ。殿方のためにコスプレまであげるなんて、わたしって尽くす女……うふ」

 「まあこんなことだろうと思ったけどね」

 「リューシーさん……お願いだから『会話』をしてくれ、『会話』を」

 「とにかく!

ボクがどんな気持ちで毎日お祈りしてたと思ってるのっ!

ボクが16歳になったらお嫁さんにしてくれるって約束してくれたのは嘘だったの!」

 「ちょっと待て。いつ俺がそんな約束をした?」

 「1933年12月24日16:33。場所はボクの入院していた病室。

ボクが『おにいちゃんのお嫁さんにしてくれる?』って聞いたら、

『10年後、クララがもっと大きくなって元気になってたらしてやるよ。だからそれまでに身体を治せ』

って言った。

ちゃんと日記に書いてあるんだからね!」

 「むぅ……そう言われれば、そんなことを言ったような気がするかも……

だが、それはお前がまだ6歳のときの話じゃ―――――」

 「約束……だよ」

 「それは作品が違うような」

 「……ヴォルフ。まさか14歳の子供に手を出す気か?」

 「うふふ 大丈夫だよ。おにいちゃんが手を出すのはボクが16歳になってからだもん♪」

 「ほぉ、つまり16歳になったら手を出すわけか? ええ、ロリコン(変態くん)?」

 「なんでそうなるんですか!」

 「おにいちゃん、ボクはそのうち凄い美人になるよ。

だってソフィアおばさんの昔の姿にそっくりだし。

今は胸だって小さいけど……絶対大きくなるから……

水島!! 一諸に日本へ帰ろう!!

 「誰だよ水島って……俺、ドイツ人。生まれミュンヘン、育ちベルリン」

 「クララ。ヴォルフをあんまり困らすなや」

 「うんうん。たまにはティルさんもいいことを――――」

 「ヴォルフはもうすぐクララのパパ(ファーター)になるんからかな」

 「って、をい。

いきなり何を言ってやがりますか、あなたは」

 「なんや? ウチじゃ嫌か? ククク……」

 (……面白がってわざとやってがるなこの女……)

 「酷いよおにいちゃん! よりによってママ(ムッター)とだなんて……!」

 「……男なんて皆同じさ。一人の女を征服したら他の女に乗りかえたがる。

ジクルトもそうだった……

私はいつも一人だ……

寒い……いつまでここにいれば……」

 「……」

 「うふふふ。だんだん面白いことになってきましたね」

 「ですが、このままやっていては話が先に進みません。

アルク検事、証人の入廷をお願いします」

 「了解した。

優柔不断で、女にまったく頭が上がらない誰かさんのせいでとんだ寄り道をしてしまった。

まったく。『お前はエロゲーの主人公か?』と子一時間問い詰めたい気分だ」

 「まったくだ。女に振り回されて玩具(おもちゃ)にされるとはなんと情けない」

 「……あんたらも人のこと言えないでしょうが」


【証人入廷】


 「わたしの名は遠坂凛(とおさかりん)……

メインヒロインなのに、どのルートでも便利屋。

まるでシエル弐号機……

弐号機は赤い……

あたしは赤い服の似合う女……」

 「いきなりメーテルネタか」

 「めーてる? なにそれ?」

 「……そーいう年齢か」

 「証人、名前と職業を」

 「シャルル・ジギスムント・ベンデル。

パリ在住のルーマニア系ユダヤ人医師よ」

 「ルーマニア系ユダヤ人医師ベンデルは、1945年のベルゼン裁判と1946年のテシュ裁判での検事側証人だった。

彼の『目撃証言』は1946年のTemoignages sur Auschwitz(Auschwitz Eyewitnesses)にも掲載されている。

彼は、1943年11月4日にパリで逮捕され、ドランシイ収容所に収容され、ここから1943年12月にアウシュヴィッツに移送された。

ここからブナ収容所(モノヴィツ、アウシュヴィッツIII)に送られ、ついで、アウシュヴィッツ中央収容所に戻り、最後にここからビルケナウに移送された。

そしてアウシュヴィッツで“地獄”を見たのだ。

それはベトナム戦争のジャングルのような“戦場”とはまったく異質の“地獄”だった」

 「ふむ。

ところで弁護側のソースによれば、フランスのユダヤ人の8割は収容所に送られることはなかったそうですが、なら証人はなぜ逮捕されたのですか?」

 参考資料:「粘土足の巨人ラウル・ヒルバーグとホロコーストに関する彼の標準的著作」著ユルゲン・グラーフ

ユダヤ人絶滅という組織的な政策があったとすれば、第三帝国が支配する地域にはユダヤ人は全く或いはほとんど居なくなるはずである。ドイツ人が捕まえたユダヤ人は誰もが殺されるはずでありもし生存者がいたとすると、それは、「偶然」か「奇跡」であるとみなさなくてはならない。しかし、実際には、第三帝国が占領した国々のユダヤ系住民の大半は移送されなかったのである。よく知られているように、フランスから強制収容されたユダヤ人は20%にすぎずその多くは外国人か、身分を証明できなかったものである。フランス人やベルギーの身分証明書を持つユダヤ人の大半は、手を付けられないままであった。

 「そうね。

たしかにわたしはパリには10年間住んでいたわ。

ただユダヤ人はユダヤの星であるダビデの星をつけるように強制されていけど、それをつけなかったために逮捕されてしまったわけよ」

 「酷い話だ。

ベンデル医師は医師なのだから、身分証明書の提示も問題ないはず。

ただダビデの星を拒否しただけで社会的地位を奪うとは。

米国では考えられない人種差別だ」

 「たしかにWWII当時の米国の『日本人の血が1/16混じっていたら問答無用でタイーホ』という方針に比べればはるかに寛容な人種差別だわな。

米国の場合、英語しか喋れん米国籍の白人でも、『家系図を見たら自分が生まれる前に死んだひい爺さんが日本人だった』なら逮捕・拘束・収容所行き決定。

確かにナチスと一緒にするのは間違っている」

 「戦後、日系米国人たちは収容所にぶち込まれた事実を『ホロコースト』と呼ぼうとした。

だが、これをユダヤ人が妨害した。

被害者はユダヤ人だけでいい。被害者はユダヤ人だけで十分だ

もしもアンネ・フランクが日系の血を1/16でも引いていたら、『アンネの日記』は世に出てこなかっただろう。

『ホロコースト』を盾にユダヤ人はやりたい放題だ。

『ダビデの星』と『ヘルメットの赤い×印』にどれほどの違いがあるというのだ?」

 参考資料:Yahoo!ニュース- 海外 - 共同通信 2004年3月9日(火)22時37分

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040309-00000267-kyodo-int

アラブ系労働者に赤い×印 イスラエルで「人種差別」

【エルサレム9日共同】イスラエルの警備当局が、国会の建設現場で働くアラブ系イスラエル人のヘルメットに赤字で「×」の印を付け、外国人労働者と区別していたことが分かり、アラブ系議員が「人種差別だ」と猛反発している。イスラエル紙マーリブが9日伝えた。

リブリン国会議長は報道を受け、警備当局に印を取り除くよう命じた。イスラエルの全人口約650万人のうち、パレスチナ人などアラブ系住民は約2割を占める。2000年秋に激化したパレスチナとの衝突で、パレスチナ過激派のテロにアラブ系住民が協力していた例もある。 建設現場には主にアジア系の外国人労働者が働いており、警備当局は暴動などが起きた場合、治安上の脅威とならないとしている外国人労働者と区別し、狙撃しやすいように印を付けていたという。(共同通信)

 「何これ?

ナチと変わらないんじゃない」

 「アラブ人がイスラエルを嫌っている理由がよくわかるな。

ヘルメットにばつ印を書かせた理由が狙撃しやすいからとはナチよりも酷い政策ではないか」

 「アッハッハッハ!

なんという無知蒙昧なことをおっしゃる人たちだ。

ナチスの差別は悪い差別

ユダヤの差別は良い差別

これは国際常識です。

国連の場でナチス・ドイツとイスラエルを一緒にすることは命取りですよ。

『イスラエルはナチと同じ事をしている』なんて国連の場で公式に発言したらどうなると思います?

暗殺なんてぶっちゃけありえな〜いとか思っているでしょう?

あ・ま・いんですね、それが!

車椅子の老人相手にミサイルを使う国

それこそイスラエルであり、ユダヤ人なのですよ!」

 参考資料: 日本経済新聞 2004/4/18

(アドレス:http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt15/20040418AS2M1800918042004.html)

(4/18)イスラエル軍、ハマス指導者殺害

【アンマン=金沢浩明】イスラエル軍は17日夜、パレスチナ自治区ガザでイスラム原理主義組織ハマスの指導者ランティシ氏をミサイル攻撃で殺害した。イスラエルが計画しているガザ入植地からの撤退を前にハマスの影響力を低下させる狙いとみられる。3月の創始者、ヤシン師に続くハマス指導者の暗殺に対して、パレスチナ側の敵意はピークに達しており、パレスチナ情勢は一層緊迫しそうだ。イスラエル軍はガザ市内を車で移動中だったランティシ氏をヘリコプターからミサイルで攻撃。ミサイルは車を直撃し、同氏は運ばれた病院で死亡した。護衛などほかに2人も死亡した。イスラエル治安当局は同日の声明で「ランティシは多数のイスラエル人を殺害したテロに直接責任を負っている」と指摘。殺害はテロを防止する目的だと説明した。ガザ地区では同日夜から住民数万人が街頭に集まり、報復を叫びながらデモ行進した。この時点でイスラエルとパレスチナ住民による大規模な衝突は伝えられていないが、一触即発の状態となりつつある。

※ この殺害の二日後の4/19はホロコースト記念日であり、ホロコーストの犠牲者に2分間の黙祷が捧げられた。国内外に対して「ウリは被害者ニダ! だからミサイル暗殺も許されるニダ! アイゴー」というメッセージが込められているとしか思えない。

 「……暗殺手段にミサイルだと? シャロンは正気か?」

 「……とりあえずユダヤ人が人畜無害な民族ではないことだけは良くわかったぜ。

ホロコーストがイスラエルの免罪符になっているということもな」

 「人畜無害な民族などこの世界に存在しない。

2つ以上の民族が同じ土地に住めば必ず争いが起きる。

そういうものだ。

アフリカを見ろ。

民族紛争が絶えず、『アメリカに仲裁をして欲しい』という小国が後を絶たない。

パレスチナ紛争も“よくある”民族衝突に過ぎないのだ」

 「相手の指導者をミサイルで暗殺するような民族衝突が“よくある”のか?

ここまで無茶を押し通すのは世界でもイスラエルだけだろう」

 「つまらん揚げ足取りは感心しないな。

ごほん、ではさっそくアウシュヴィッツのガス殺について証言してもらおう。

まず注意事項だが、この手の証人は非常に混乱している。

あまりの惨劇のあまりに、正確な証言ができないかもしれない。

特に日付や数字に関しては多少の矛盾が存在するかもしれないが、それは見なかったことにするべきだ」

 「????」

 「どうした?」

 「あのぉ……もうちょっと初心者にもわかるように説明してくれない?

ボクにはあなたが何を言っているのかさっぱり……」

 「だから証人は混乱していると言っているだろう。

というわけでこれ以上の質問は却下だ。

時は金なり、時間の無駄は極力省く必要がある」

 「意味がわかんないよ。

ようするにどーいうことなの?」

 「ようするにベンデル医師は証言の内容が支離滅裂なんだよ」


 「アイゴー! 日本軍にレイープされたニダ! 謝罪汁! 賠償汁!」


 「とか言っている“自称”従軍慰安婦と同じだな。

証言するたびに証言内容がコロコロ変わる点までそっくりだ。

その場限りの適当な嘘をつきまくっているから相互の証言が矛盾だらけ。

というわけで、検察は『まともに証言を検証するのはやめて欲しい』と言っているわけだ。

わかったか?」

 「身もフタもない言い方やな」

 「(゚Д゚)ハァ?

何それ? 検証するのがダメってどういうこと?」

 「言葉通りだよ。

見てればわかる」

 「さてそれはどうかな?

ではさっそくいってみよう」


【証言開始】
アウシュヴィッツII焼却棟IVのガス殺について
ベンデル医師の証言


ふぅん、あなたがマスターなの? 「私はパリ在住のルーマニア人医師で、1943年11月4日に逮捕されましたが、パリには10年間暮らしていました。

ユダヤの星であるダビデの星をつけるように強制されていましたが、それをつけなかったことが逮捕理由でした。

パリ近郊のドランシー収容所に送られ、1943年12月10日にアウシュヴィッツに送られました。私は、その中のブナ収容所で石工として働きました。

1944年1月1日、私は中央収容所に移り、1944年2月27日に、ビルケナウのジプシー収容所に移って、医師として働きました。

医師長はメンゲレ博士 です。

彼は収容所の医療全体の責任者であり、とくに、感染症に責任を負っており、プラハ出身のエプシュタイン博士と私が補佐していました。

メンゲレ博士は焼却棟で注射投与の研究に従事していました。

即死をもたらすような注射の投与であり、ジプシー収容所では、双子に対する実験を行なっていました。

双子に対してあらゆる種類の実験を行なっていましたが、十分ではありませんでした。

彼は、双子たちが死んでいく様子、彼らの状態を観察しようとしていました」

 「で、その実験材料にされた双子は何人くらいなんや?

というか、メンゲレ博士の人体実験のソースは?

できれば一次資料の内容を詳細に述べて欲しいわ」

 「それは……ナチスが燃やしたから残っていないわよ」

 「ほぉほぉほぉ。

つまり双子の人数すらわからないのに、平気で『人体実験をしてた』だのなんだのと言うとるわけやね?プッ」

 参考資料:ヘブライの館 アウシュヴィッツの「生理学・病理学実験研究所」

(アドレス:ttp://blackbox777.at.infoseek.co.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha612.html

このアウシュヴィッツの「生理学・病理学実験研究所」が、遺伝学の分野でどれだけの成果をあげたのかは、一切分かっていない。ソ連軍が迫ってきた1945年1月、メンゲレの実験室は解体され、ダイナマイトで跡形もなく爆破された。個人的な文書や医学論文は注意深くセレクトして梱包され、残りは焼却された。ソ連軍の大砲が遠く轟く中、メンゲレはアウシュヴィッツをあとにしたのである。

そして戦後、メンゲレは連合国側に「第一級戦犯」として指名手配を受けたにもかかわらず、4年間をアメリカ軍占領地域内で過ごし、ナチスの逃亡ネットワークの助けでスイスからイタリアに入国、船でアルゼンチンに渡る。340万ドルの賞金をかけられ、ドイツの捜査当局とイスラエルの秘密情報機関に追われるが、南米で実業家として成功し、ついに逃げのびて1979年2月、ブラジルの海岸で海水浴中に心臓発作で“自然死”する。

●一方、メンゲレが師と仰いでいたフェルシェア博士は、戦後、その役割が問題となり、戦争犯罪調査局の尋問を受けた。しかし、彼は帝国学術研究評議会の命令によって合法的な医学研究だけに携わった、と主張。メンゲレの研究に関連した書類や標本は全てナチスによって焼却された、と証言した。

結局、フェルシェア博士はいっさい罰せられることなく教職に戻り、「カイザー・ウィルヘルム・人類学・人類遺伝学・優生学研究所」の戦時中の膨大な研究成果は、闇の中に消えてしまったのである。(アメリカが研究成果を奪い取ったとも言われている)

※ きっと日帝が燃やしたニダ!(爆)

 「え? なにこのソース。

何をしてたのか一切わからないんじゃ、双子がいたのかどうかすらわからないよ。

そりゃアウシュヴィッツには40万人の収容者がいたから、探せば双子の子供は何組かいただろうけど、それを証明することができないんじゃどうしようもないよ」

 「……」

 「アウシュヴィッツの医師はクソ忙しいんや。

阿呆で無意味な人体実験なんぞしてる暇はあらへん。

ビルケナウ収容所はそもそも働けない老人・子供、病気の囚人の巣窟やで。

病気がはやる要因は腐るほどある。

それを取り除こうとしても消毒施設の改築は遅れる、資材の搬入は遅れる。

水洗便所の改築案はいつになったら実行されるんや?

最新式の高周波殺菌装置とやらはいつまで待たせりゃ気が済むねん。

装置が来る前に病気でみんな墓場行きやっちゅ―ねん、糞ボッケーが。

医者も薬も施設も足らへんし。

中にはチフスに感染して殉職したSS医師もおるような状態や。

こんな状態なのに不衛生なチフス患者やその他の病人はどんどん増える。

何も考えず押し込めりゃええっちゅーもんやないわ。

明らかに許容人数をパンクしとるんじゃ、そりゃ病気もはやるわ。

なのにヒムラーの糞ボッケーは『ユダヤ人の死亡率を下げろ』と簡単に言う。

そこでまたブチ切れやっちゅーねん。

現場を知らんお偉いさんはこれやから困るわ。

たしかに一日に100人も死んだらどえりゃことだがやけっど、こっちやって必死なんや。

できんもんはできへん。

収容者の死亡率の高さに文句があるんやったら、こっちの要求を全部飲んでからにして欲しいわ

何も考えず『ドイツの医学・薬学は世界一ィィイイイイーーーーー!』とか言ってる阿呆がおるそうやが、いくら精神論を唱えてもできんもんはできんのや。

そういやあの阿呆は貴重な労働力を無意味に虐待してんやから、SS内部調査官にばれたら確実に銃殺やね、プッ」

 「……ティルさん。それは歴史の検証ではなく仕事の愚痴では?」

 「そんなことあらへんよ。

ウチは、

仕事で糞忙しい人間の隣で、プールで遊んでんなゴラァ!とか、

仕事で糞忙しい人間の隣で、オーケストラなんぞしてんなゴラァ!とか、

仕事で糞忙しい人間の隣で、売春宿で(*´Д`)ハァハァしてんな(#゚Д゚)ゴルァ!とか、

そんなことは一度も思ったこともないで?

ふっふっふ……

あー、やってらんねぇ……」

 「あーん! こんなのママ(ムッター)じゃない!」

 「だからそれは作品が違うって……」

 「あのさぁ、あたしが言うのもなんだけど。

一応これは裁判なんだから、仕事の愚痴を漏らすのはいかがなものかと思うのよね」

 「そやね

こんなところで無職のヒッキーに愚痴っても時間の無駄やったわ」

誰がランファじゃ! 「誰が無職よ! あたしは高校生!」

 「証人、証言の続きをお願いしたいのだが…」

 「はいはい、わかってるわよ。

私が始めて収容所にやってきたときには、11000名の囚人がいましたが、1944年7月末には、4300名が焼却棟に向かいました。

それ以前には、1500名が作業班に選別され、その他の人々は、自然死するか、収容所でのその他の原因で死亡しました。

焼却棟に向かった人々は生きてはいませんでした。

ガス処刑されたのです」

 「1944年6月に、仕事が変わったのですね」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「はい、変わりました。メンゲレ博士が焼却棟で補佐するという名誉を与えてくれました。

そこで働く人々は特別労務班とよばれ、900名ほどでした。

彼らもすべて移送されてきた人々でした。

囚人たちのあいだの特別労務班が存在したように、SS隊員にあいだにも特別労務班がありました。

彼らは、たとえば、アルコールの供与というような特権を持っており、他のSS隊員からは隔てられていました。

この特別労務班には約15名がおり、各焼却棟に3名ずつでした。

特別労務班に所属する囚人は、封鎖されているブロックで生活し、そこを離れることは禁止されていました。

SSの特別労務班には夜の勤務もあり、ローテーションを作っていました。いつも交替制でした。

当初、私は他の囚人とともに収容所で暮らしていましたが、のちに、焼却棟で暮らすようになりました。仕事を始めたのは、1944年8月でした。

そのときには、まだガス処刑された人々はいませんでしたが、150名のロシア人やポーランド人の政治犯が一人一人埋葬地に連行されて、射殺されました。

2日後、私はその日の班に加わって、作動中のガス室を目撃しました。

このときには、ウッジのゲットーからの80000名がガス処刑されました

 「150名のロシア人とポーランド人が射殺されたというのは何を根拠に言っているのだ?

『アウシュヴィッツ・カレンダー』にはそれについて何も書いてないぞ。

あと、ポーランド中部の大都市ウッジから移送されたユダヤ人がアウシュヴィッツに到着したのは1944年11月で、人数も10倍多い。

人数以前に1944年8月の時点ではアウシュヴィッツにいなかったユダヤ人をどうやって殺したのだ?」

 参考資料:「アウシュヴィッツからの二つの虚偽証言」著カルロ・マットーニョ

Carlo Mattogno, Two false testimonies from Auschwitz, The Journal of Historical Review, vol. 10, no. 1, pp. 25-47

(アドレス:ttp://www002.upp.so-net.ne.jp/revisionist/mattogno_04.htm

ウッジからのユダヤ人の最初の移送者がアウシュヴィッツにやってきたのは、1944年11月であったからである[30]。さらに、この話はベルゼン裁判での彼の証言とも矛盾している。

(略)

実際には、150名の政治囚の処刑はまったくの虚偽である[32]。そして、「ガス処刑」されたとされるウッジのユダヤ人の数は、アウシュヴィッツに移送されたユダヤ人の数よりも10倍も多いのである[33]。

[30] Contribution a l'histoire du KL Auschwitz, Edition du Musee d'Etat a Oswiecim, n.d., p. 209.

[32]アウシュヴィッツ『カレンダー』にはこれらの処刑についてのわずかばかりの言及もない。the Kalendarium der Ereignisse im Konzentrationslager Auschwitz- Birkenau (Hefte von Auschwitz), Wydawnictwo Panstwowego Muzeum w Oswiecimiu, 8,1964, pp.54-62.

[33] Contribution a l'histoire du KL Auschwitz, op. cit., p. 209.

 「……」

 「どうした答えられんのか?」

 「ふっ、この程度の間違いなんて気にしちゃダメよ。

世の中には科学では説明できないことがたくさんあるんだから。

そうね。わたしは神様じゃないから時期については多少の勘違いもあるかもしれないわ」

 「この程度なのか……

一度に150人も死んだのに大量殺人事件なのに……」

 「証人、その日に起こったことを述べてください」

 「私は他の人々と一緒に朝7時にやってくると、壕から煙が立ち昇っているのを目撃しました。

移送者全員が夜のあいだに清算されたのです。

焼却棟IVでの焼却だけでは不十分でした。

仕事ははかどりませんでした。

焼却棟の後ろのところに、長さ12メートル、幅6メートルの3つの壕が掘られました。

すこしたつと、この3つの壕でも不十分であったので、3つの大きな壕の真ん中に、二つの溝を作り、そこを人間の脂肪やグリースが流れていって、仕事がはかどるようにされました。

これらの壕の容量はまったく空想的なほどでした。

焼却棟IVが一日で焼却できるのは1000名ほどですが、壕を使うシステムでは同じ数を1時間で処理することができたのです」

 「……ねぇ、壕の中に死体なんていれてホントに燃えるの?

酸素が足りないから壕の中じゃ燃えないんじゃない?

仮に燃えたとしても、人間の体が灰になる温度なら脂肪とかグリースなんて流れる前に蒸発しちゃうでしょう?

人間の体の7割は水分なんだから、こんなアホなやり方で一時間で人間が灰になるわけないじゃない」

 「ふふふ、きっと妖術でなんとかなったの♪

細かいことは気にしちゃダメ。

ケンチャナヨ

 「よ……妖術?」

 「だからやめろよコリアンネタは」

 「証人、一日の仕事を詳しく話していただけませんか」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「朝11時に、政治部長がオートバイに乗って、いつものように、新しい移送者が到着したと話します。

すでにお話した壕が用意されていなくてはなりませんでした。

壕は空ではなくてはなりませんでした。

木がくべられ、すぐに焼却できるように、石油がまかれました。

12時ごろ、800〜1000名ほどの移送者が到着します。

彼らは、焼却棟の庭で服を脱がねばならず、そのあとで、入浴と熱いコーヒーが約束されました。

自分のものを一方の側に、貴重品をもう一方の側に置くように命令されました。

それから、彼らは大きなホールに入り、ガスが来るまで、待機するようにと命じられました。

5分が10分後にガスが到着します。

それが赤十字の救急車によって運ばれてくるのは、医師や、赤十字の理想に対するひどい侮辱でした。

それからドアが開けられ、人々はガス室の中に押し込められました。

ガス室は、非常に背が低く、天井が頭の上に落ちてきそうでした。

棒で殴られながら、囚人たちは中に押し込められ、そこで待機させられました。

このときには、囚人たちは、死へ向かっているのに気が付き、外へ出ようとします。

最後に、ドアが閉じられました。

叫び声や泣き声が聞こえ、囚人たちはもがきはじめ、壁をたたきました。

これが2分ほど続くと、まったくの静寂が訪れます。

5分後にドアが開けられましたが、中に入ることはできず、さらに、20分ほど待ちます。

それから、特別労務班が仕事をはじめました。

ドアが開くと、死体が倒れ落ちます。圧迫されて押し込められていたからです。

ぎゅっと押し詰められていたので、引き離すことはほとんど不可能でした。

彼らは一生懸命死と闘った様子でした。

ガス室には死体が1メートル半の高さにまで詰まっていましたが、それを一度でも目撃すれば、けっして忘れないでしょう。

このときに、特別労務班の仕事が始まります。

彼らは、まだ暖かく、血にまみれた死体を引きずっていっていかなくてはなりません。

しかし、壕に投げ込む前に、床屋と歯医者の手を経なくてはなりませんでした。

床屋は髪の毛を切り、歯医者はすべての歯を抜かなくてはならなかったからです。

まさに、地獄の光景でした。特別労務班はできるだけ速やかに仕事をしなくてはなりませんでした。

彼らは、恐るべきほどの速さで、死体の手をつかんで引きずっていきました。

労務班のメンバーはその前までは、人間の顔をしていたのですか、もはや、そのように見えません。

悪魔のようでした。

サロニカ出身の法務官、ブダペスト出身の電気技師たちはもはや人間ではありませんでした。

仕事をしているときにも、棒やゴムの警棒が彼らに降りそそがれたからです。

このようなことが進行しているとき、あまりに多すぎてガス室に入れなかった囚人が、壕の前で射殺されました。

1時間半ほどたつと、仕事が完了しました。

新しい移送者集団は、焼却棟IVのなかで処理されたのです。

……と証言は以上ね。

詳しいことはリンク先参照ってことで」

 「……さて、弁護側は何か質問は?」

 「質問ねぇ……

大戦末期のドイツ軍は、自軍の戦車がまだ使える状態なのに大量に放棄した。

この理由が何か知っているか?」

 「当然でしょ。

燃料がないからよ。

動かない戦車なんてブリキの棺桶でしかないわ」

 「うむ。で、ドイツ戦車の燃料はガソリンだ。

それがなくてドイツは戦車を捨てざるを得なかった。

証人、アウシュヴィッツでは壕の中の死体を燃やすのに何を撒いた?」

 「せ、石油……」

 「燃料不足で戦争に負けそうな状態なのに、死体を燃やすのに石油を撒いたのか?

それは話として不自然だと思わないのか?」


 「証人は『石油』と言ったのだ!

『ガソリン』とは言っていない!

つまり、証言から察するに撒かれた『石油』とは『軽油』のことだと推測できる!」

 「だが『ガソリン』と違って『軽油』は撒いたところで簡単には燃えないぞ。

それに『軽油』はトラックや潜水艦のディーゼルエンジンの燃料だ。

結局は貴重な燃料なのだから、それを死体を燃やすために撒いたというのは不自然極まりない話だ」

 「むぅ……」

 「え、えーと……」

 「まあいい。

証人は『焼却棟の庭で服を脱がねばならず』と言った。

だがアウシュヴィッツのガス殺は、まず建物の中の脱衣所で囚人が服を脱ぎ、そのあとガス室に入れられるというプロセスのはずだ。

つまり、証人の証言はアウシュヴィッツ博物館の発表とはムジュンしている」

 「またこのパターンか」

 「極めつけは『5分後にドアが開けられましたが、中に入ることはできず、さらに、20分ほど待ちます。』という証言だ。

以前に公表した設計図を見てのとおり、焼却棟IVとVは換気装置を持っていなかった。

だから『ガス室』の換気は、ドアを開いて空気の流れを作り出すしかない」

 「そんな換気のやり方をしたら青酸ガスが外に出てみんな死んじゃうわよ」

 「普通に考えればそうだな。

青酸の強い毒性を考慮すると、害虫駆除のために燻蒸された部屋は、少なくとも24時間は換気されなくてはならない。

だから、特別労務班員がわずか20分の換気ののちに『ガス室』に入れば、そこには、まだ致命的な濃度のガスが残っているので、彼ら自身がガス処刑されることになる。

さらに、このようなことが進行しているとき、あまりに多すぎてガス室に入れなかった囚人が、壕の前で射殺されました。と言っているがなんだこれは?

『ガスで殺されなかった囚人が射殺された』なんて話はアウシュヴィッツ博物館では一言も言ってないぞ。

ベンデル医師の脳内ソースか?

 「それを言ったらおしまいでんがな大尉殿」

 「……」

 参考資料:ベルゼン裁判 1945年10月1日月曜日の証言

(アドレス:ttp://www.bunkyo.ac.jp/~natasha/belsen/belsen_13.htm

第13日―1945年10月1日月曜日

(検事バックハウス大佐による証人シャルル・ジグスムント・ベンデルへの尋問)

A:私はパリ在住のルーマニア人医師で、1943年11月4日に逮捕されましたが、パリには10年間暮らしていました。ユダヤの星であるダビデの星をつけるように強制されていましたが、それをつけなかったことが逮捕理由でした。パリ近郊のドランシー収容所に送られ、1943年12月10日にアウシュヴィッツに送られました。私は、その中のブナ収容所で石工として働きました。1944年1月1日、私は中央収容所に移り、1944年2月27日に、ビルケナウのジプシー収容所に移って、医師として働きました。医師長はメンゲレ博士です。彼は収容所の医療全体の責任者であり、とくに、感染症に責任を負っており、プラハ出身のエプシュタイン博士と私が補佐していました。メンゲレ博士は焼却棟で注射投与の研究に従事していました。即死をもたらすような注射の投与であり、ジプシー収容所では、双子に対する実験を行なっていました。双子に対してあらゆる種類の実験を行なっていましたが、十分ではありませんでした。彼は、双子たちが死んでいく様子、彼らの状態を観察しようとしていました。私が始めて収容所にやってきたときには、11000名の囚人がいましたが、1944年7月末には、4300名が焼却棟に向かいました。それ以前には、1500名が作業班に選別され、その他の人々は、自然死するか、収容所でのその他の原因で死亡しました。焼却棟に向かった人々は生きてはいませんでした。ガス処刑されたのです。

Q:1944年6月に、仕事が変わったのですね。

A:はい、変わりました。メンゲレ博士が焼却棟で補佐するという名誉を与えてくれました。そこで働く人々は特別労務班とよばれ、900名ほどでした。彼らもすべて移送されてきた人々でした。囚人たちのあいだの特別労務班が存在したように、SS隊員にあいだにも特別労務班がありました。彼らは、たとえば、アルコールの供与というような特権を持っており、他のSS隊員からは隔てられていました。この特別労務班には約15名がおり、各焼却棟に3名ずつでした。特別労務班に所属する囚人は、封鎖されているブロックで生活し、そこを離れることは禁止されていました。SSの特別労務班には夜の勤務もあり、ローテーションを作っていました。いつも交替制でした。当初、私は他の囚人とともに収容所で暮らしていましたが、のちに、焼却棟で暮らすようになりました。仕事を始めたのは、1944年8月でした。そのときには、まだガス処刑された人々はいませんでしたが、150名のロシア人やポーランド人の政治犯が一人一人埋葬地に連行されて、射殺されました。二日後、私はその日の班に加わって、作動中のガス室を目撃しました。このときには、ウッジのゲットーからの80000名がガス処刑されました。

Q:その日に何が起こったのか詳しく話していただけませんか。

A:私は他の人々と一緒に朝7時にやってくると、壕から煙が立ち昇っているのを目撃しました。移送者全員が夜のあいだに清算されたのです。焼却棟IVでの焼却だけでは不十分でした。仕事ははかどりませんでした。焼却棟の後ろのところに、長さ12メートル、幅6メートルの3つの壕が掘られました。すこしたつと、この3つの壕でも不十分であったので、3つの大きな壕の真ん中に、二つの溝を作り、そこを人間の脂肪やグリースが流れていって、仕事がはかどるようにされました。これらの壕の容量はまったく空想的なほどでした。焼却棟IVが一日で焼却できるのは1000名ほどですが、壕を使うシステムでは同じ数を1時間で処理することができたのです。

Q:一日の仕事を詳しく話していただけませんか。

A:朝11時に、政治部長がオートバイに乗って、いつものように、新しい移送者が到着したと話します。すでにお話した壕が用意されていなくてはなりませんでした。壕は空ではなくてはなりませんでした。木がくべられ、すぐに焼却できるように、石油がまかれました。12時ごろ、800−1000名ほどの移送者が到着します。彼らは、焼却棟の庭で服を脱がねばならず、そのあとで、入浴と熱いコーヒーが約束されました。自分のものを一方の側に、貴重品をもう一方の側に置くように命令されました。それから、彼らは大きなホールに入り、ガスが来るまで、待機するようにと命じられました。5分が10分後にガスが到着します。それが赤十字の救急車によって運ばれてくるのは、医師や、赤十字の理想に対するひどい侮辱でした。それからドアが開けられ、人々はガス室の中に押し込められました。ガス室は、非常に背が低く、天井が頭の上に落ちてきそうでした。棒で殴られながら、囚人たちは中に押し込められ、そこで待機させられました。このときには、囚人たちは、死へ向かっているのに気が付き、外へ出ようとします。最後に、ドアが閉じられました。叫び声や泣き声が聞こえ、囚人たちはもがきはじめ、壁をたたきました。これが2分ほど続くと、まったくの静寂が訪れます。5分後にドアが開けられましたが、中に入ることはできず、さらに、20分ほど待ちます。それから、特別労務班が仕事をはじめました。ドアが開くと、死体が倒れ落ちます。圧迫されて押し込められていたからです。ぎゅっと押し詰められていたので、引き離すことはほとんど不可能でした。彼らは一生懸命死と闘った様子でした。ガス室には死体が1メートル半の高さにまで詰まっていましたが、それを一度でも目撃すれば、けっして忘れないでしょう。このときに、特別労務班の仕事が始まります。彼らは、まだ暖かく、血にまみれた死体を引きずっていっていかなくてはなりません。しかし、壕に投げ込む前に、床屋と歯医者の手を経なくてはなりませんでした。床屋は髪の毛を切り、歯医者はすべての歯を抜かなくてはならなかったからです。まさに、地獄の光景でした。特別労務班はできるだけ速やかに仕事をしなくてはなりませんでした。彼らは、恐るべきほどの速さで、死体の手をつかんで引きずっていきました。労務班のメンバーはその前までは、人間の顔をしていたのですか、もはや、そのように見えません。悪魔のようでした。サロニカ出身の法務官、ブダペスト出身の電気技師たちはもはや人間ではありませんでした。仕事をしているときにも、棒やゴムの警棒が彼らに降りそそがれたからです。このようなことが進行しているとき、あまりに多すぎてガス室に入れなかった囚人が、壕の前で射殺されました。1時間半ほどたつと、仕事が完了しました。新しい移送者集団は、焼却棟IVのなかで処理されたのです。

Q:この当時ビルケナウの所長は誰でしたか。

A:クラマーでした。焼却棟の近くで何回か見かけました。

Q:SS隊員がいましたか。

A:赤十字の救急車がガスを運んできたとき、クライン博士がいました。彼は助手席から出てきました。これ以外にも、彼のことを目撃しました。

Q:1944年10月7日のことを覚えていますか。

A:はい、特別労務班の500名が、どこかに仕事に行くといわれていたので、その場を離れなくてはならない日でした。しかし、私たちには、彼らが死を迎えに行くことは明白でした。この日に、焼却棟?Tの特別労務班から100名が、焼却棟IIIからの400名が殺されました。焼却棟IIIでは、首のところを撃たれて、次々と殺されました。別の100名は、5列に並ばされて、一人のSS隊員が次々と、首のところを撃ちました。当時、クラマーはこの収容所長で、この殺戮に立ち会っていました。

Q:4人の少女が絞首刑となった事件を覚えていますか。

A:はい、1944年12月、アウシュヴィッツの女性区画でのことです。彼女たちは、焼却棟を爆破する目的で私たちにダイナマイトを手渡した罪状で告発されていました。彼女たちは、「ユニオン」と呼ばれる弾薬工場で働いていました。アウシュヴィッツのラーゲル・フューラーであったヘスラーが、公開絞首刑を命じました。ヘスラーを目撃したわけではありませんが、被告1号(クラマー)を目撃しました。それ以外には、誰も知りません。

 「さて証人、ビルケナウのガス殺のとき、ガス室にはどれくらいの人数が入れられてたのか答えてもらいたい。

作業を手伝ったなら詳しいだろうからな」

 「もちろんよ。

通常、1000名が大きなガス室に、500名が小さなガス室に入れられたわ」

 「それだけじゃどこの部屋かわからんな。

アウシュヴィッツにはガス室がいくつあると思っているんだ?」

 「そうね。

各焼却棟には2つのガス室があるから、たしかに今の証言じゃわからないわね」

 「―――――各焼却棟に“2つ”のガス室?」

 「なんだそれは?」

 「……証人。

基本的な質問をする。

これは非常に基本的すぎて、質問にすらなっていないかもしれないが、念のために一応は質問しておくことにしよう。

……。

ビルケナウの焼却棟にはいくつのガス室があったのですか?」

 「各焼却棟には2つのガス室があったわ。

何を基本的なことを言っているのよ。

ビルケナウの焼却棟1・2にはそれぞれ2つのガス室があったし、焼却棟3・4にもそれぞれ2つのガス室があったのよ」

 参考資料:ベルゼン裁判 1945年10月1日月曜日の証言

(アドレス:ttp://www.bunkyo.ac.jp/~natasha/belsen/belsen_13.htm

弁護人イェジェヨヴィチ中尉の反対尋問

Q:アウシュヴィッツ強制収容所では、ガス室から誰かが釈放されたというようなことを聞いたことがありますか。

A:いいえ、そんなことはありえません。

〈法務官〉:いくつの焼却棟があったのですか。

A:4つです。もう一つ「ブンカー」と呼ばれるものがあり、後に、ガス室となりました。それらすべてはビルケナウにありました。

〈法務官〉:焼却棟にはいくつのガス室があったのですか。

A:各焼却棟には、二つのガス室がありました。

 「どういうことだ!

そんなことは聞いてないぞ!」

 「あれ?

なんでアルクさんが慌ててるの?」

 「……アルクの指示じゃないのか?

『焼却棟II・IIIにそれぞれ2つのガス室がある』なんて冗談としか思えないような証言が出るようじゃ、どうやら証人と連携が取れてないようだな。

アウシュヴィッツ博物館の発表では焼却棟II・IIIのガス室は1つずつのはずだからな」

 「あら、言わなかったっけ?

焼却棟にはそれぞれ2つのガス室があるって」

 「言ってない!

1945年10月21日の宣誓証言では、『各焼却棟には一つのガス室が存在した』と言っていたじゃないか!」

 「そんな昔のことは忘れたわ。

男が細かいこと気にしてんじゃないわよ。

1だろうが2だろうが四捨五入すれば0でしょう?

細かいことはケンチャナヨ

 「……」

 「何よ?」

 「頭大丈夫?

誰がランファじゃ! 「あんただけには言われたくないわよ!」

 「証人!

ガス室の数もそうだが、焼却棟1・2とは何のことだ!

ドイツ側の資料ではII・IIIと表示されている!

勝手にガス室を発明するのはやめていただきたい!」

 (……それはもしかしてギャグで言っているのか?)

 「で、アウシュヴィッツのガス室はいくつなのだ?

1つずつか?2つずつか?」

 「……」

 「あれ? 言えないんですか?」

 「まあよかろう。

それで証人、焼却棟IIにある“2つのガス室”のサイズは?」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「各部屋は長さ10m、幅4m、高さ1.6mだったわ」

 「ほぉ、では焼却棟II・IIIのガス室の面積は40m2、体積は64m3ということでよいのだな?」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「ん?

それおかしくない?

だって、各部屋の長さは10m、幅5m、高さ1.5mなのよ。

なら面積は50m2、体積は75m3になるじゃない」

 「……」

 「……」

 「……」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「……」

 「証人、なぜ証言によって部屋のサイズが変わっているんだ?」

 「……なんででしょうね?」

 「……証人、証言はもっと正確にお願いしますよ」

 「わかったわ」

 「証人に質問したい。

先ほどの証言では焼却棟II・IIIの体積は面積は40m2〜50m2

そして、通常、1000名が大きなガス室に、500名が小さなガス室に入れられた

『小さなガス室』とはブンカーのことだろう。

ならば『大きなガス室』は焼却棟II・IIIのガス室のこととなるが……

1m2に20人〜25人

なんだこれは?」

 「……」

 「どこかで聞いたような話だな」

 「証人は体積64m3の部屋に1000人を押し込むことができると考えているのか?」

 「いい質問ね。

それは、ドイツの技術を持ってだけ可能なのよ」

 「これがホントのブラック・テクノロジーか……」

 「んなわけないでしょ」

 「……半立方メートルのスペースに10人を詰め込むことができると真面目に考えているのだな?」

 「アウシュヴィッツでガス処刑された400万人が証人よ」

 「……」

 「……」

 「さて、では焼却棟IV・Vのサイズを述べていただきましょう」

 「ちょっと待ってよ!

今の証言をスルーするつもり!?」

 「誰がスルーしているんですか?

もちろん今の証言も考慮してから結論を出すつもりですよ。

それともなんですか?

ここでコンテンツを終了させる気ですかあなたは?」

 「むぅ……何か論点が違うような」

 「いつものこと。気にする必要は無いですよ」

 「その通り。最初は戸惑うかもしれんが、すぐに慣れる」

 「そうそう。そのうちなんとも思わなくなってくるから大丈夫よ」

 「むしろ電波が少ないと物足りなくなってくるわ。まともな証言は検証してもつまらないからね」

 「おかしいよみんな……

何か大切なものをなくしているよ、絶対」

 「東部戦線では、誰一人まともな精神ではいられなかった。

スターリングラードはもはや街ではない。

日中は火と煙がもうもうと立ち込め、一寸先も見えない。

炎に照らし出された巨大な盧のようだ。

それは焼けつくように熱く、殺伐として耐えられないので、犬でさえヴォルガ河へ飛び込み、必死で対岸にたどり着こうとした。

動物はこの地獄から逃げ出す。

どんなに硬い意思でも、いつまでも我慢していられない。

人間だけが耐えるのだ。神よ、なぜ我等を見捨てたもうたのか」

 それで焼却棟IV・Vの2つのガス室のサイズだけど、それぞれ、長さ6m、幅3m、高さ1.5mだったわね。

つまり、面積は18m2、体積は27m3ということになるわ」

 「1m2に28人

……これはいくらなんでも」

 「これもナチスの科学力なら可能だと?」

 「そうよ。

ナチスはUFOを作ってたくらいだからこれくらいできて当たり前でしょう」

 「……」

 「なるほど。

よ〜くわかった」

 「証人のガス殺証言は肝心なところですべて間違っている」

 「説明してもらいましょう」

 「まず殺人現場であるガス室のサイズが問題となる。

実在の証人ベンデル医師が証言してから数十年後、フランス人薬剤師プレサックによってようやくガス室の設計図が公開されたことは以前に説明した。

で、これがその資料になる」

 参考資料:ビルケナウの「ガス室」とみなされた部屋のサイズ オリジナルの設計図より

Carlo Mattogno, Two false testimonies from Auschwitz, The Journal of Historical Review, vol. 10, no. 1, pp. 25-47

(アドレス:ttp://www002.upp.so-net.ne.jp/revisionist/mattogno_04.htm

呼称

寸法

面積

容積

画像

IIとIIIの死体安置室

30×7×2.41

210

504

IVとV

1.Binder室

12.35×7.72×2.2

95.34

209.75

2.Lichte Höhe 2.00m室

8.4×11.69×2.2

98.19

216.03

3.呼称不明の室[50]

11.69×3.7×2.2

43.25

95.15

[50]この部屋はのちに二分割されたと思われ、四番目の「ガス室」を誕生させた。(Jean-Claude Pressac, ‘Les Xrematorien’ IV and V du Birkenau et leurs chambres a gaz. Construction et fonctionnement," in Le Monde Juif, no. 107, July-September 1982, pp. 104 and 124).

↑ @がいわゆるガス室である。
マットニーニョ論文にあるガス室の面積から察するに、3つの@の部屋のうち
左の広い部屋=「Binder」と呼ばれる部屋
右下の広い部屋=「Lichte Höhe 2.00m」と呼ばれている部屋
右上の小さい部屋=呼称不明の部屋(のちに2分割されて4つ目のガス室となったそうである)
アウシュヴィッツ博物館によれば、この4つのガス室が焼却棟IV・Vにはあったとされている。

 「アウシュヴィッツ博物館の説明によるガス室と、ベンデル証言のガス室ではサイズも違うし、数も違う。

他の証人との証言と矛盾しているのはもちろん、本人の証言も証言の度に内容が違う。

証言内容は物理的にも不可能、証拠も一切無し。

検察に聞きたい。

本気でこいつを殺人事件の証人にするつもりか?

 参考資料:「アウシュヴィッツからの二つの虚偽証言」著カルロ・マットーニョ

Carlo Mattogno, Two false testimonies from Auschwitz, The Journal of Historical Review, vol. 10, no. 1, pp. 25-47

(アドレス:ttp://www002.upp.so-net.ne.jp/revisionist/mattogno_04.htm

ベンデル博士によると、焼却棟1と2(IIとIII)はおのおのが16の炉室を持っていたというが[40]、これも虚偽である。これらの焼却棟には5炉室の炉が設置され、合計15炉室となる[41]。ベンデル博士は、ビルケナウの4つの焼却棟にはおのおの2つの「ガス室」が存在したと主張している。

Q:いくつのガス室があったのですか。

A:各焼却棟には2つのガス室がありました[42]。

しかし、ベンデル博士は、1945年10月21日の宣誓陳述では、各焼却棟には一つのガス室が存在したと述べている[43]。これらの主張はまたもや、アウシュヴィッツ博物館が擁護する「公式」見解とは矛盾している。博物館の関係者は焼却棟IIとIIIは一つの「ガス室」を、焼却棟IVとVは合計4つを持っていたと論じているからである[44]。

ベンデルは焼却棟1と2(IIとIII)の「ガス室」は10×4×1.6(40m2、64m3)と同時に10×5×1.5(50m2、75m3)であったと述べている。

Q:部屋はどのくらいの大きさでしたか。

A:各部屋は長さ10m、幅4mでした。[45]

Q(弁護士ツィッペル博士):ガス室は10×1.6mであったと述べていますが、正しいですか。

A:はい、そのとおりです。[46]

2つの地下のガス室があり、おのおの約長さ10m、幅5m、高さ1.5mであった。2つのガス室が焼却棟に死体を供給していた[47]、というのである。

焼却棟3と4(IVとV)の「ガス室」は、6×3×1.5m(18m2、27m3)であったという。

「焼却棟3と4については、2つの別のガス室があり、それぞれ、長さ6m、幅3m、高さ1.5mでした。」[48]

ベンデル博士のデータはまったく虚偽である。焼却棟のオリジナル設計図によれば、「ガス室」とみなされた部屋は次のようなサイズである。

(略)

ベンデル博士による「ガス室」の容積は、もし真実であるとすると、驚くべきものである。

通常、1000名が大きなガス室に、500名が小さなガス室に入れられた。」[52]

これはありえないことであり、矛盾している。焼却棟IIとIIIのガス室は1m2あたり25〜20名を収容し、焼却棟IVとVのガス室は28名を収容することになるので、まったくありえない。また、ベンデル博士は「焼却棟1と2にはおのおの2000名、焼却棟3と4にはおのおの1000名、ブンカーでは1000名[53]と述べているので、矛盾してもいる。

ベンデル博士は、64m3の部屋に1000名を収容することができるかどうか、反対尋問を受けると、驚くべき回答をしており、それは、この「目撃者」の偽りと虚偽を明らかにしている。

Q:64m3の部屋に1000名を押し込むことができるのですか。

A:よい質問です。それは、ドイツの技術を持ってだけ可能なのです。

Q:半立方メートルのスペースに10名を押し込むことができると真面目にお考えなのですね。

A:アウシュヴィッツでガス処刑された400万人が証人です。[54]

御用歴史家たちはこの馬鹿げた主張を受け入れてきた。彼らは、「ガス処刑」や「焼却」についての技術的な不合理性に目を閉じ、ユダヤ人の絶滅は起こったのだから、それは可能であったと主張するのである。こうして、34名のフランスの歴史家の有名な声明が生まれた。

「このような大量殺戮が技術的に可能であったのかどうか問う必要はない。それは起こったがゆえに可能であった。」[55]

ベンデル博士は、40m2の部屋に1000名を押し込めるドイツの特別な方法について次のように記述している。

「人々はそこにひどく詰め込まれたので、その上に一人を詰め込むことさえも不可能であった。SS隊員にとっては、これらの部屋の詰め込まれた人々の頭の上に子供を投げ込むことは大きな楽しみであった。」[56]

これもまたありえないことである。「証人」によれば、「ガス室」の高さは、1.6か1.5mだったからである。

ベンデル博士がビルケナウの焼却棟に足を踏み入れたことがなかったこと、彼が「ガス室」について語っていることが、まったく虚偽であることは明らかである。

[41] Problames choisis de l'histoire du KL Auschwitz, Edition de Musee d'Etat a Oswiecim 1979, p.44.

[42] "In each crematorium there were generally two gas chambers," The Belsen Trial, p. 135.

[43] NI-11350, pp. l and 3.

[44] J. Sehn, Le Camp de Concentration d'Oswiecim-Brzezinka, op. cit., p. 132

[45] NI-11953, p. 2.

[46] NI-11953, p. 4.

[47] NI-11390, p. 1.

[48] NI-11390, p. 1.

[49] J. Sehn, Le Camp de Concentration d'Oswiecim-Brzezinka, op. cit. p. 132.

[50]この部屋はのちに二分割されたと思われ、四番目の「ガス室」を誕生させた。(Jean-Claude Pressac, ‘Les Xrematorien’ IV and V du Birkenau et leurs chambres a gaz. Construction et fonctionnement," in Le Monde Juif, no. 107, July-September 1982, pp. 104 and 124).

[51] Jean-Claude Pressac, in the article cited above,pp.104-105. See appendix, figures 1 - 4.

 「……アルク検事。

どうしますか?

 「う、うむ。

今回は証人の証言がちょっといい加減だったかもしれん。

何より、証人との打ち合わせが十分ではなかった」

 「その通り!

証人役にこやつを起用したのがそもそもの間違いであった!

弁護側にすぐに突っ込まれる発言ばかりしよってからに」

 「それは元の証言がデタラメなんだから仕方ないんじゃないの?」

 「そこを口八丁でなんとかするのが真の勇者というもの。

この女にはなんとかしようとする気がまったく感じられん。

我々はまさにパートナーを誤ってしまったわけだ」

誰がランファじゃ! 「るっさいわね!

あたしだって好き好んでこんな役やりたくないわよ!

 「あ、切れた」

誰がランファじゃ! 「出番がないからしょうがなく引き受けたけど、なんなのよこのアホな役は!

自分で証言していてアホらしくなるし、誰がどう見てもかませ犬!

もっとマシな証言はないの!」

 「アホとはなんだアホとは!

これは実際に裁判で使われた証言だぞ!

この証言が根拠で死刑になったものもいるのだ!

そう簡単に屈してどうするか 愚か者め!」

誰がランファじゃ! 「アンタ馬鹿ぁ!?

こんな馬鹿けた証言のどこを見れば犯罪を立証できるのよ!」

 「検察側証人の犯罪は立証できるで?

嘘の証言をつくことは立派な偽証罪や」

 「う……

そりゃそうだけど……」

 「まったく嘆かわしい!

自分の実力の無さを他人のせいにするとはな!

やはり型月系のキャラを検事側証人に召喚したのがそもそもの間違いであった!

葉っぱ系か、もしくは系にするべきであった!」

誰がランファじゃ! 「何ワケのわかんないことを言ってるのよ!

あたしはもう降りる!

こんなかませ犬の役はもうやってらんないわ!」

 「ほぉ我々を裏切るつもりか、遠坂凛。

では裏切り者にはそれ相応の罰を与えねばならぬな」


ぱちんっ!


 「こんにちわ姉さん」

ふぅん、あなたがマスターなの? 「間桐桜(まとうさくら)! なんであんたがこんなところに!」

 「姉さんと同じですよ。

こーいうところでしか出番がないんです」

 「では同志桜よ。

出番が欲しいか?

―――ならばくれてやる―――

そこのアバズレ女をさっさと連れて行くがいい」

 「わかりました。

姉さん。 ライダーも来てますから抵抗はしないでくださいね」

 「ちっ アーチャーさえいれば……」

 「では行きましょう凛。悪いようにはしません」

 「……ライダー、いつもの格好 シロウ、わたしと桜とどっちが美人だと思いますか? はどうしたの?」

 「読者サービスですよ桜。

本編では目隠しがデフォルト(初期設定)でしたから、パロディくらい外しもいいと思います。

シロウも『美人なのに目隠しをするのはもったいない』と言ってくれましたし」

 「そ、そんなのダメぇっ!」

ふふ、このわたしが衛宮くんと? 冗談は顔だけにしてよね 「なんで?」

 「だって先輩みたいな女ッ垂らしのそばにライダーみたいな凄い美人がいたら……」

 「桜。あなたも十分綺麗ですよ」

 「そうね。

外見だけなら十分綺麗よ、桜は」

 「……姉さん、それはどういう意味ですか?」

 「別に。

そのままを言っただけ。

中身はゾロアスター教の暗黒神アンリ・マユだけど、外見からはわからないから気にすることもないわ。

あと、恋愛は自由だけど、人の彼氏を横取りするのは関心しないわね」

 「彼氏? 話が見えないのですが……?」

 「わかってるくせに。

見えないなら見えないでいいわ。

そのまま見えないままでいなさいな、くすくす」

 「……やはり姉さんには死んでもらうしかありませんね。

わたしの先輩を誘惑する色欲権化の変態淫乱女は排除されるべきです」

 「桜、そんなことを言っているとまた汚れとか言われてしまいます」

 「平気平気。これ以上汚れても誰も気にしないわ」

 「……姉さん、アンリ・マユが闘いの神インドラの化身であることを教えて差し上げましょう」

 (なぜ北斗神拳? というか――――)

 「インドラはアンリ・マユの手下。

アンリ・マユとインドラは別の神様よ。

力関係は『アンリ・マユ>インドラ』でしょうに。

弱くなってどうすんのよ」

 「なんでインドラがアンリマユの手下なの?」

 「古代ペルシャと古代インドでは、お互いの善神と悪神が入れ替わっていることが多い。

お互いが相手の神を『悪』と呼んでいるから、インドで善神の『インドラ』はペルシャのゾロアスター教では『悪神』となっている。

その逆もしかりだ。

日本の仏教ではインドラは帝釈天(たいしゃくてん)という名前で『善神』とされている。

だが、インドでは悪神の『アスラ』は『阿修羅』、同じく悪神の『シヴァ』は『不動明王』となって、日本の宗教は原作の設定は完全に無視してなんでもかんでも『善神』としてしまっている。

寛容というか、適当というか。

日本人は千年以上前からクロスオーバーが大好きなようだな。

日本人にはDNAレベルで同人文化が染み付いているかもしれん」

 「だからヒトラー総統ドイツにも日本人のような宗教があればいいなとか言ってたのですね。

総統閣下が今のドイツを見たらどう思うか?

アニメや漫画を輸入したことで、日本人みたいに宗教に寛容な人間が増えている。

キリスト教と土着の神が両方とも『善神』として奉られている。

もはや宗教の違いが理由で同じ国民・同じ民族が血を流すことはないだろう。

こんなに嬉しいことは無い」

 「……お兄ちゃん。それはただ単にドイツのオタク化が進んでいるだけだよ。

アニメ絵の美少女でハァハァしているダメ人間が大量生産されているだけだから誤解しちゃだめだよ」

 「ホルホルホル!

インドラやアンリ・マユなどという邪神を祭り上げるとは片腹痛いですわ!

光の神アフラ・マズダ様こそ唯一絶対の太陽神なのですよ!

プリーシア・ディキアン・ミズホはその信仰心のみで戦おうとしたがゆえに敗れた。

しかし信仰だけではいけませぬ。

力なき信仰は無力なり。

無力なる信仰はすなわち罪なり。

片手に聖書を持ち、もう片手に剣を持て。

剣のない者は、服を売ってそれを買いなさい。

平和を強制し、これを聞かねものあらば殴り倒せ。

オブイェークト!

 「……前々から思ってたんだが何の宗教だそれは?

基本はイスラームみたいだが」

 「ただのネタだろ。気にするな」

 「……邪魔だてする気ですかナオミ・フェルナンデス?

ならば貴方も斬るまで……」

 「どこを見ているの桜。

あなたの相手はわたしでしょう?」

 「凛。こちらは2人。無駄な抵抗は―――――」

 「ライダー。これはわたしと姉さんの決闘です。

手出しは無用。

わたしは姉さんから先輩を取り戻します」

 「桜……」

 「わたしに戦う勇気と力をお貸しください。先輩……」

なぁセイバー。俺に眼鏡って似合うかな? 「ん? なんだ桜?」

 「せ、先輩! なんでここに!?」

これでいいですかシロウ? でもわたしは眼鏡をかけないのですが…… 「どうしたのですかシロウ?」

 「セ、セイバー……

その伊達メガネは……?」

最優先事項よ……なんちゃって 「これですか?

シロウが買ってくれたんです。

シロウも同じのをかけてるんですよ」

なぁセイバー。俺に眼鏡って似合うかな? 「セイバーにメガネって似合うかなって思ってね。

どう?」

 「ど、どうって……

別に、似合ってんじゃないの?」

 「先輩……

どうしてセイバーさんにメガネなんて買ってあげたんですか?」

なぁセイバー。俺に眼鏡って似合うかな? 「趣味

 「……わたしには買ってくれないのに……」

なぁセイバー。俺に眼鏡って似合うかな? 「? なんで俺が桜にメガネを買うんだ?

別に目は悪くないだろ?」

 「……もぉいいです」

これでいいですかシロウ? でもわたしは眼鏡をかけないのですが…… 「シロウ……

そろそろ帰らないと晩御飯が遅れてしまいます。

せっかく買出ししたのですから早く帰りましょう。

最優先事項です」

なぁセイバー。俺に眼鏡って似合うかな? 「そうだったな。

それじゃ失礼するよ。遠坂、桜」

 「……」

 「……」

 「桜」

 「なんですか?」

 「あたしちょっと急用ができたから今回の決闘はパスするわ。

あなたの不戦勝でいいわよ」

 「……姉さん。先輩の家に行くつもりですね。

先輩とセイバーさんを二人っきりにするのが嫌だから」

 「な、何を言ってるのよ。

そんなワケないじゃない」

 「いいですよ隠さなくても。

わたしも行くつもりですし」

 「ふっ さすが姉妹ね。

考えることは一緒か」

 「ではわたしも」

 「だ、ダメぇ!

来てもいいけど、ライダーは目隠しをしてかなきゃダメ!」

 「桜、それはなぜですか?」

 「桜の言う通りね。

ライダー、あなたは目隠しをしてなさい」

 「凛まで……

わかりました。マスターの命令ならば仕方ありません」

 「それじゃ皆さん、失礼します」

 「じゃあね」


…………


 「というわけで証人は連行されてしまったわけですが」

 「連行というより、ただ帰っただけのような気がするが」

 「何はともあれ、一段落ついたわけです。

ちょうどいいので休憩にしましょう」

 「ふん 次回では弁護側がつまらぬ揚げ足を取れないような完璧な証人を用意しておこう。

首を洗って待っているがいい」

 「そんな証人がいれば誰も苦労しない。

まともな証人が一人もいないから世界中にホロコースト否定派がいるんだ。

どうせハッタリだぜ」

 「ハッタリかどうかは次回でお見せしよう」

 「しばしの別れは一時の休息。

電源を切るときはリセットボタンを押しながら切らないと、データが吹っ飛ぶことがあります」

 「懐かしいな。ファミコン版のドラクエか」

 「ファミコンって何?」

 「そーいう年齢か」

 「では休憩です」