「堰を切れ!! 戦争の濁流の堰を切れ!! 諸君!!
目標は平壌全域!!
万寿台議事堂!! 凱旋門!! 総書記官邸!! 内外務省庁舎!! 国防省庁舎!!
政官庁舎群!! 戦勝記念塔!! 万景台学生少年宮殿!! 人民大学習堂!!
金日成総合大学校!! 朝鮮民族博物館!! 安鶴宮址!!
保安院本庁!! 大蔵会議庁!! 5月1日競技場!!
万景台 万寿台 モランボン 大城山 全て燃やせ
中央政府院!! 平壌連隊本部施設!! 三大革命展示館!!」
「人間の盾はどうしましょう大佐!!」
「吹き飛ばせ!! 一発だけなら誤射で済む」
「……大佐、檀君陵は……?」
「爆破しろ!! 当然だ 不愉快極まる 欠片も残すな」
「錦繍山記念宮殿はいかがしますか」
「燃やせ 金日成像は倒せ
主体思想塔 朝鮮中央歴史博物館 朝鮮美術博物館 全部破壊しろ 不愉快だ」
「高麗ホテルは?」
「倒せ 柳京ホテルもだ 冗談の様に」
「戦勝記念館はどうしましょうか」
「爆破しろ
かまうものか 目についた物は 片端から壊し
目についた者は 片端から殺せ 存分に壊し 存分に奪え
この人口200万の都市は 今宵 諸君らの 晩飯と成り果てるのだ
さあ!! 諸君!!
殺したり殺されたり 死んだり死なせたりしよう
さあ 乾盃をしよう 宴は遂に 今宵・此の時より開かれたのだ」
乾盃!!
乾盃!!
「大隊総員 傾注!!
諸君 夜が来た
無敵の新兵諸君 最古参の諸将諸君
万願成就の夜が来た
戦争の夜へ ようこそ!!」
「……」
「こんにちわ、シュタンダルテン・テレサ・フォン・テスタロッサです。
今回もよろしくお願いしますね」
「あのぉ……」
「はい?」
「何ですその格好は?」
「ナチのコスプレですよ。見ればわかるじゃないですか」
「そういうことを聞いてるんじゃありません。
よりによってナチですよ、ナチ。
そんな格好して、ネオナチの危険分子だと誤解されたらどうする気ですか?」
「ふっふっふ いかなる事があろうとも、自らのファッションポリシーを貫き通す。
それが美学というものですよ」
「やっぱりネオナチですよね?」
「ネオナチじゃなくて、ナチオタだろ」
「こないだはネオジオンとか言ってませんでしたっけ?」
「つーか、ハタから見ればただのアニオタよね」
「アニオタ?」
「違うんですか?」
「なんとおろかな……
その一言で全てを片付けてしまうようでは、どうやらあなたたちは何もわかってませんね。
いいですか?
いかなる宣伝も大衆の好まれるものでなければなりません。
その知的水準は宣伝の対象相手となる大衆のうちの最低レベルの人々が理解できるように調整されねばならないのです。
そして思想宣伝には秘訣があります。
何より宣伝の対象人物に、それが宣伝だと気づかせてはならないのです。
同様に、宣伝の意図も巧妙に隠しておく必要があります。
相手の知らぬ間に、たっぷり思想をしみこませ、エロゲーのように、『気付いたら染まっていた』という状態にすることがもっとも好ましいのですよ」
「エロゲー……」
「例えが悪すぎる……」
「ネットの海を見れば無名の偉大な理論家は大勢います。
しかし、偉大な理論家が偉大な指導者であることは稀なのです。
むしろ扇動者の方が指導者に向いているでしょう。
指導者であるということは大衆を動かしうるということだからです。
したがって人々に自分の主張を理解して欲しい場合は理解してもらうことを目的としてはなりません。
情熱的に、感情的に扇動することを目的としなければならないのです」
「どうして趣味100%で作っていると素直に認められないのでしょうね?
そんなへ理屈をこねても誰も本気にしないと思いますわ」
「……わかりました。
わたしのような天才は、いつの時代も理解されないものなのですね」
「天才じゃなくて変人ではないかと」
「ふっ…」
PAM! PAM! PAM!
「……なぜ撃つ?」
「うふふ、人の話を邪魔する奴は撃ちたくなるのが乙女心というものです」
「……何かを人に伝えたいのならば真面目にやった方がいいと思います。
ねぇ、ヴァニラさん?」
「すべてはバーチャルネット神様エコザク1014歳の教えのままに……」
「……そこはもう閉鎖しちゃったんですけど」
「ごほん、というわけでわたしが貴方たちの指揮官のシュタンダルテンフューラー・フォン・テスタロッサです。
エンジェル隊の指揮はクルト・マイヤー親衛隊大佐 からわたしの手に委ねられました。
以後はわたしの指揮に従ってもらいます」
「わたしたちの指揮官はタクト・マイヤーズ大佐 なんですけど…」
「そんなことはどうでもよろしい」
「いいのか?」
「さて今回は貴方たちに集まっていただきましたのは他でもありません。
イギリスのキール大学から新しいネタホロコーストの資料が提供されたので、今回はそれについて考察したいと思います」
参考資料: Kyoto Shimbun 2004.01.19 News
大戦中の空撮写真にアクセス殺到英大学がネットで公開
【ロンドン19日共同】英キール大の「航空偵察アーカイブ」は19日、第2次大戦中に英空軍のパイロットが偵察飛行の際に上空から撮影した珍しい写真をインターネットで公開したが、予想以上にアクセスが殺到したため、ホームページを開けないトラブルが続いている。同アーカイブによると、サイトは今月12日から既に試験的に開設していたが、18日朝までのアクセス件数は50万件以上に上った。アーカイブ責任者は「これだけ需要があると思っていなかっただけに素晴らしいこと。アクセスを受ける能力を拡大できないか検討している」と話した。ロイター通信によると、500万枚以上の航空写真にはアウシュヴィッツ強制収容所の遺体焼却施設から上がる煙をとらえた写真や、米英連合軍のノルマンディー上陸作戦の写真などが含まれており、数年前に機密指定を解かれたという。キール大のアーカイブのホームページ・アドレスはwww.evidenceincamera.co.uk
参考資料: キール大のアーカイブのホームページ 「The Aerial Reconnaissance Archive」より
Auschwitz Concentration Camp
Aerial reconnaissance photographs taken on 23rd August 1944 by 60 Squadron RAF. The sortie containing these and many other photographs of the Auschwitz concentration camp, was recently discovered at TARA. Viewed at high resolution, prisoners can even beseen on roll call.
By this stage in the war, the number of Auschwitz prisoners being gassed was so high, that the crematoriums were unable to burn all the corpses. Huge pits were dug, and as these images graphically illustrate fires lit.
「上記の写真は1944年8月23日に英軍が撮影したビルケナウ収容所、焼却棟IV・Vの写真です。
煙が出ているのは焼却棟Vですね」
「あれ? たしかアウシュヴィッツの焼却施設から煙が出ている写真はなかったんじゃなかったの?」
「たしかに、Part8では、ソフィア先生が米軍の撮影した写真に煙は写っていなかったことが説明していました。
ですが、今回は英軍の撮影した写真です。
米軍の写真はCIAから。
今回は英キール大ですからソース元が全然違います。
だからソフィア先生の言っていることは間違いではないのです
「っていうか、煙が写ってるだけじゃんか。
これのどこがガス殺の証拠になるんだ?
っていうか、焼却場から煙が上がってるのは当たり前の話なんじゃ――――」
「……」
「……言ってはならないことを……」
「え? あたし何か悪いこと言った?」
「ホントのことを言ってしまったらコンテンツが終了してしまいますわ、フォルテさん」
「あ……!」
「え? じゃあもう終わり?」
「……もう解散ですか。やれやれ。
わざわざバーチャルネット神様エコザク1014歳のところからはるばるやってきたのに、もう帰れなんて酷い話だと思いませんかヴァニラさん?
もっともあそこは閉鎖しちゃったから帰れませんけど」
「……誰にでも間違いはあるもの。些細なことを水に流せる寛大さこそ平和を守る剣なり……」
「さすがですヴァニラさん! あなたはいい人だ!」
「まだだ! まだ終らんよ!
というわけでもう少し粘ってみます。
写真を良く見てください。
煙はたしかに出ていますが、遺体焼却炉施設から出てないようにも見えるのではないですか?」
「うーん、焼却棟Vとずれた場所から煙が出ているような……」
「でもさー。
たしか焼却棟Vって、1944年8月には稼動してなかったんじゃないの?
だって焼却棟(クレマ)Vは1943年3月に完成して、4月には親衛隊に引き渡されたけど、2ヶ月で休眠状態。
そのあとに再開したのは1944年11月以降ってんだから、1944年8月25日に煙が出てるわけがないわ」
参考資料:栗原優,1997,『ナチズムとユダヤ人絶滅政策―ホロコーストの起源と実体―』ミネルヴァ書房.
1941年10月 ビルケナウの建設はじまる
1941年11月 第11ブロックの地下室にて、チクロン-Bによるガス殺がおこなわれる。
次回から第一クレマでおこなわれる。
1942年5月 農家を改造した第一ブンカー完成
1942年6月 農家を改造した第二ブンカー完成
1942年9月 クレマ2・3の建設はじまる
1942年11月 クレマ4・5の建設はじまる
1943年2月 クレマ2の換気装置の設置はじまる
1943年3月 クレマ2・4完成
1943年4月 クレマ5完成
1943年6月 クレマ3完成
参考資料:1989年『アウシュヴィッツ:ガス室の技術と作動』著プレサック(Jean-Claude Pressac, Auschwitz: Technique and Operation of the Gas Chambers, New York, Beate Klarsfeld Foundation, 1989, pp. 553)歴史的修正主義研究会試訳(アドレス:www002.upp.so-net.ne.jp/revisionist/pressac/pressac_02.htm)
4月初頭、亀裂(ドイツ語ではRise)が焼却棟IVの8炉室炉に現れはじめた。焼却棟IVは、ちょうど焼却棟Vが収容所管理当局に引き渡されていたころ、10日間だけ稼動していたにすぎない。
(略)
〈焼却棟IVとVについての研究の結論、390〉
焼却棟IVとVについての本研究は、幾分か一般的なものにならざるをえなかった。焼却棟IIとIIIのような丹念な研究は不可能であろう。焼却棟IVとVについてのドイツ側資料が非常に乏しいからである。このような資料の欠如は、焼却棟IIとIIIが恒常的に使われていたのに対して、焼却棟IVとVはごく限られたかたちでしか使われなかったという事態を反映しているのである。焼却棟IVは実験台に使われ、焼却棟Vでの短期間の実験の結果、事実上炉をはずされた。焼却棟Vは1943年の決定的な時期に、重要な補助的役割を演じた。2ヶ月間にわたって労働不適格者のガス処刑と焼却にたずさわる唯一の施設であった。しかし、それも比較的軽い任務であり、焼却棟IIIが完成し、焼却棟IIの稼動が再開されると、この任務も終わった。焼却棟Vは休眠状態となり、そのガス室部門が稼動を再開したのは、ハンガリー人の絶滅のときのことであったが、依然として使われていない炉の能力不足に対処するために作られた戸外の壕を利用するというかたちでであった。1944年11月以降、焼却棟Vは収容所のすべての「通常の」焼却だけを扱った。
「ふむ。
今回はそこから説明する必要がありますね。
実はビルケナウの焼却棟IV・Vの稼動時期は『ある程度の予測はできるが断定はできない』というのが実情なのですよ。
この理由はプレサックによるとオリジナルの資料がないからだそうです。
一次資料が存在した可能性は極めて高いでしょう。
焼却炉のような危険物ならばそのメンテナンスなどで必ず関係書類が残っているはずです。
しかし、現在のところ稼動時期を示した資料は見つかっていません。
従って一次資料がないのでは稼動時期を断定することは不可能です。
まあ、稼動時期がどうだろうと、焼却棟IV・Vがガス室であることは立証できないことには変わらないのですけどね」
参考資料:1989年『アウシュヴィッツ:ガス室の技術と作動』著プレサック(Jean-Claude Pressac, Auschwitz: Technique and Operation of the Gas Chambers, New York, Beate Klarsfeld Foundation, 1989, pp. 553)歴史的修正主義研究会試訳(アドレス:www002.upp.so-net.ne.jp/revisionist/pressac/pressac_02.htm)
〈焼却棟IVとVに関する証言、379−380〉
ビルケナウ強制収容所焼却棟IVとV(建物30bと30c)
1980年まで、その歴史について知られている数少ないことを要約することは非常に簡単であった。焼却棟IVが稼動し始めたのは1943年3月22日であり、特別労務班の反乱が起こって、それが放火された1944年10月7日まで、稼動した。焼却棟Vは1943年4月4日に収容所当局に引き渡され、アウシュヴィッツII(ビルケナウ)の撤収が始まった1945年1月17−18日の夜まで稼動した。親衛隊は数日後の夜に、それを爆破した。しかし、アウシュヴィッツ博物館の出版物にある基本的な日付のために、これらの施設は1940年から1945年まで恒常的に稼動していたと1980年でも信じる人々が存在した。対称形の建物である焼却棟IVとVの歴史は、設計、建設、稼動、活動期間(ここから焼却数を見積もることができる)という4つの側面から考察しなくてはならない。1980年、上記の日付が、この歴史の一つの側面、すなわち、活動期間に回答を与えた。さらに、その稼動についても完全に知られていると考えられた。しかし、初心者の研究者の中には、焼却棟IVとVの作動は馬鹿げたまでに非論理的であることに気づかざるを得ないものもおり、記述された事件の信憑性に疑いを抱くものもいた。
現在、これらの二つの施設の歴史に関するわれわれの知識はいくぶんか前進したので、設計と建設という側面に関しては確証することができる。あいまいな点を残している個所は依然として存在しているけれども、建設に関して入手できた知識のおかげで、その稼動を説明することができる。活動期間に関しては、以前の確証はすべて払拭されたが、オリジナル資料がないために、特定の期間は別として、正確な時期を確定することはできない。
「とりあえず今回はプレサック説を採用し、1944年8月25日に焼却棟Vは稼動していなかったという前提で話を進めたいと思います。
つまり、上の写真は焼却炉で何かを燃やしているのではなく、焼却炉の戸外で何かを燃やしているということですね」
「何かと言われても……煙だけではなんとも言えませんわ」
「そこで今回はこの写真を使おうと思います。
下の写真はビルケナウの焼却棟Vでの大量ガス処刑の犠牲者を戸外で焼却する光景を焼却棟Vの窓から写したものとされています。
実際、背景のフェンスや向こう側の森は当時の情景と良く似ています。
キール大が公開した英軍の偵察写真は下の写真を、もしくは下の写真のような焼却を上空から写したものである可能性があります」
「写真はナチスのユダヤ人絶滅を証明しているか?」著ウド・ヴァレンディ
Udo Walendy, Do Photographs Prove the NS Extermination of the Jews?, Gauss, Ernst, Dissecting the Holocaust. The Growing Critique of 'Truth' and 'memory', (Ed.), Theses & Dissertations Press, Capshaw, AL, 2000
Shown as Document 57 by Pressac, also in the German edition Die Krematorien von Auschwitz, Munich: Piper, 1994.より
「……なかなか壮絶な風景ですわ……」
「……だが、この死体が本当にガス殺されたものなのかどうかは写真だけじゃわからないな。
検死解剖して内臓から毒物が発見されなければ中毒死とは認められない。
そして絶滅計画用のガス室でガス殺されたと証明できる検死結果の報告例はゼロだ。
だいたいこの写真はいつ、どこで、誰が、何の目的で撮影したんだ?
それがわからないんじゃ歴史史料の価値はないぞ。
やらせ写真かも知れないわけだしな」
「もしこれが発疹チフスで死んだ人たちだったら、ただ単に火葬してるだけよね。
チフスに感染した死体をそのまま埋めたら病気が蔓延しちゃうわけだし」
「そもそもこれってホントに人間の死体なんですか?
人間の死体にしては妙な形をしているように見えるんですけど」
「立っている男性(?)ははっきり人間の形として立体的に写っているのに、その足元の……ホントにこれって人間なんですか?
明らかに体型がおかしいですよ。
どう撮影したらこんな写真が取れるんですか?
立っている人は肘が二つあるようにも見えるし、何かを持っているようにも見えますし」
「この写真は昔から研究されているのですが、写真があまりに不鮮明でこの死体と思われる物体が本当に人間の死体なのかどうかは断言することはできません。
死体ではなく、実は服と言われれば、そうも見えるでしょう。
ナチスの収容所ではチフスで死亡した人間の服は死体とは別に燃やしてました。
その一部の残りが現在ではアウシュヴィッツ博物館でホロコーストの証拠として展示されているわけですが……
問題はまだあります。
この写真の死体が本物の死体だとして、こんな焼き方で完全に焼却できるのでしょうか?
熱は拡散するがゆえに焼却炉などの熱を逃がさない装置が発明されたのに、こんな戸外で焼却していたら人間一人分を骨まで焼き尽くすのに莫大な時間と燃料が必要になってしまいます」
「というか、わざわざ戸外で火葬しなくても他の焼却棟を使えばいいだけの話なんじゃないんですか?
焼却棟IIとIIIは稼動しているんですから」
「そうよね。
考えれば考えるほど戸外での火葬は意味不明だわ」
「わたしはこの写真は死体を火葬しているのではなく、チフスに汚染された服を焼却している写真だと思います。
服ならば戸外でも簡単に燃えるので焼却棟に頼る必要はないからです。
歴史修正主義者もまた同じ結論にたどり着いています。
この写真がいつ、どこで、誰が、何のために取られたのかを示す資料がない以上、この写真についての議論は想像の域を越えることはできません。
結局のところ、歴史史料の価値がない写真にホロコーストの証拠能力はないのです」
参考資料:「写真はナチスのユダヤ人絶滅を証明しているか?」著ウド・ヴァレンディ
Udo Walendy, Do Photographs Prove the NS Extermination of the Jews?, Gauss, Ernst, Dissecting the Holocaust. The Growing Critique of 'Truth' and 'memory', (Ed.), Theses & Dissertations Press, Capshaw, AL, 2000
図13はビルケナウの焼却棟Vでの大量ガス処刑の犠牲者を戸外で焼却する光景を焼却棟Vの窓から写したものとされている。(39)実際、背景のフェンスや向こう側の森は当時の情景と良く似ている。今日見ることができる航空写真の1つには、問題の場所での煙の痕跡が写っている。(40)だから、この図は本物の写真をもとにしているようである。しかし、図13の細部を見ると、疑問がわく。例えば、背景の左には、輪郭よりも少々大きく、杖によりかかっている人物が写っている。他のすべての人物が、日光に明るく照らされているのに対して、この人物は不可解に暗く、輪郭がないので、全体にマッチしていない。死体と思われるものの形も奇妙である。とくに図14拡大版に写っている死体は奇妙である。それゆえ、焼却の光景に本物の火をそそぐために、死体と労働者を付け加えることで、望まれるべき「真理」が加速されたのであろう。しかし、たとえ、写真が本物であるとしても、これは何を写しているのだろうか。これらの死体はガス処刑の犠牲者なのか、それともチフスの犠牲者なのであろうか。いずれにしても、煙が地上から出ていることは、高く積まれた薪の山などなかったことを明らかにしているし、航空写真には焼却壕なども写っていないのである。(41)したがって、この写真は、チフスで死んだ囚人のシラミに汚染された衣服を焼却しているところを写しているにすぎないといえるであろう。
(39)Internationale Foderation der Widerstandskampfer (ed.), Die SS-Henker und ihre Opfer, self-pub., Vienna 1965, p. 17; J.-C. Pressac, Auschwitz: Technique and Operation of the Gas Chambers, Beate Klarsfeld Foundation, New York 1989, pp. 422, 424; J.-C. Pressac, Les Crematoires d'Auschwitz, la Machinerie du meurtre de masse, Editions de CNRS, Paris 1993, Doc. 57; G. Schoenberner, Der gelbe Stern, Rutten und Loening, Hamburg 1960, p. 162.
(40)Photo of May 31, 1944, Ref. No. RG 373 Can D 1508, exp. 3055.
「というわけで、今回はこれにて終了です」
「もう終わりかよ!」
「文句があるならこんな穴だらけの証拠を提出したイエール大学に言ってください。
もっとも英軍の偵察写真がホロコーストを証明する写真だったら、終戦直後に公開されているでしょうけどね。
証拠にならない写真だから今まで公開されなかっただけと考えるのが無難なところでしょう」
「なんていーか、あっさりとしてると言うか。
あっけない幕切れね」
「いつものことですよ、いつもの」
「はーいお疲れ様です。じゃ皆さん、お別れの言葉を」
「……アッラー・アクバル。さようなら」
「それは違うだろ!」
「Auf Wiedersehen」
おまけ:声の出演
シュトゥルム・ウント・ドランク
クルト・マイヤー /大塚明夫 「クルト・マイヤー。通称パンツァー・マイヤー。威力偵察の天才だ。モントゴメリーでもブン殴ってみせらぁ。でもヤーボ(戦闘攻撃機)だけはかんべんな。」
フルメタル・パニック
テレサ・テスタロッサ /ゆかな 「わたし泳ぐのだけは得意なんです」
ギャラクシー・エンジェル
ミルフィーユ・桜葉 /新谷良子 「あ〜、分かった。海のマンボウさんより、口が気持ち上向き」
蘭花(ランファ)・フランボワーズ/田村ゆかり「ま〜、機械のあんたにゃ、乙女のハートは分かるわけないよね〜」
ミント・ブラマンシュ/ 沢城みゆきみんなで食べるんでしたら、お鍋がいいですわ。名づけて「美肌鍋」。おほほ……
フォルテ・シュトーレン /山口眞弓 「奴が出た奴が出た奴が出た奴が出た奴が出た奴が出た奴が出た」
ヴァニラ・H(アッシュ) /かないみか偽りの名。偽りの姿。神よ、お許し下さい。
ノーマット /かないみか 「乙女? うふ。うふふふふふ〜。うふ……」
タクト・マイヤーズ / 上田祐司「あの〜……キミたち? 商船の民間人も守ってね?」
※ シュトゥルム・ウント・ドランクはオリジナル作品です。