☆数字で見るホロコースト☆

○数字で見るホロコーストの原作はいさんです。

※TOP画像は本家の中の人こと黒騎士殿にいただきました〜

 「これがかの有名なナチス親衛隊ことSSです」

 「それはセガサターンでしょ……」


 「数字で見るホロコーストということでホロコーストを考察してみたいと思う」

 「ホロコーストネタは逆転裁判でやってるからいいんじゃないの?」

 「うむ、ホロコースト論議というとさっぱり理解できない難しい話をしているのが常だ。

 それをもっと簡単に考察してみようというのが今回の趣旨だ」

 「ふーん……まあいいけど……」

 「なお基本とするデータは「対抗言論」というHPから借用した。

 このHPはニッコーというアメリカのサイトを元にしているニッコーのHPで資料を調べられると良いだろう」

 「ニッコーかよ……」

 「いまだに人間石鹸についての記述があるようなインチキサイトを引用するのはどうなのかしらね」

 「っと言う者には必要ないが今回の趣旨は

 『初心者でもわかりやすいように数字を追って語ってみよう』

 ということなので何も知らない者のために極めて基本的なところから話す。

 ホロコーストというのは第二次世界大戦中にナチスによって、

 アウシュヴィッツという絶滅収容所でユダヤ人が110〜150万人殺された

 という話である」

 「あれ? アウシュヴィッツで殺されたのは400万人じゃなかったの?」

 「死者の数に関しては諸説ありしかもコロコロ変わる。

 桁がずれない限りたいした問題では無いので110〜150万という説を採用した」

 「まあ100万人以上死んだということよね」

 「まず数字以前の基本的な疑問だ……

 『アウシュヴィッツは必要だったのか?』

 「アウシュヴィッツがなかったらユダヤ人を大量に殺せないんじゃないの?」

 「それは間違いだ。俺がヒトラーでユダヤ人を絶滅させる気ならアウシュヴィッツなど作らない。

 『ユダヤ人を見つけ次第射殺せよ』と命令すれば済む話だ。そちらの方が効率的でもある。

 わざわざ数百キロ運んで殺すよりその場で殺して処理した方が効率が良い。当たり前の話だ」

 「あってもいいんじゃないの? 集めてからまとめて……と思う人もいるだろうし」

 「そう考えることもできるが数字を見ると随所にかなり無理がある。

 そんな無理をするぐらいならその場で射殺して……と俺なら考えるのだが」

 「無理があるって?」

 「まずホロコーストが存在したと仮定して話を進める。

 死者数を110〜150万人としたがアウシュヴィッツが稼動していたのは大雑把な数字で約1000日。

 単純計算で110万人÷1000日なので一日あたり1000人を殺せば良い計算になる」。

 「『殺せば良い計算』とか物騒な計算ね……」

 「殺人事件の検証などそんなものだ。

 一日1000人死んでいるということは一日1000人を運ばなくてはならないということでもある。

 ヨーロッパ各地から送られてくるのだからとんでもない資源をユダヤ人のために使うことになるな。

 前線でガソリンがないという理由で戦車を遺棄したドイツがユダヤ人のために景気良く石炭(当時の輸送手段は基本的に蒸気機関車なので石炭で動いている。車両で輸送ならガソリンも)を大量に消費していた事になる」

 「無駄と言ったら無駄よね……」

 「次に一日あたり1000人を殺すというのはどうだろうか?

 アウシュヴィッツの場合毒ガスで殺して、その後死体を焼却する……

 ということになっているらしい。やたら面倒な事をしていると思うのは俺だけか?」

 「まあたしかに別にガス殺でなくてもいいわよね……」

 「ホロコースト肯定論者の説だとアウシュヴィッツにある収容所の一つビルケナウでは約200平方メートルの部屋。(大きい方は300平方メートル以上あるそうだが)

 そこで2000人をいっぺんに殺したという事らしいので一日1000人という数をクリアするのは容易だろう。

 ガス室の証人が『シャワー浴室のような部屋に連れて行かれました。』と証言しているそうだが……」

 「2000人も入れるシャワー室ね。それが普通なのかしら?」

 「単純に計算して1平方メートルあたり10人だ。これは大き目のエレベーターの大きさにあたるそうだがその中に10人入ったようなものだ」

 「かなりぎゅうぎゅう詰めではあるわね」

 「2000人が鮨詰めに押し込まれるわけだが……

 シャワー室と勘違いするものなのか?」

 「そりゃ私が聞きたいわよ」

 「うむ……その辺はよくわからないが、何故そのように鮨詰め状態にしたかというと体温で毒ガスを早く気化させるという目的のためだそうだ。

 ガス室と言うから最初から気体で流し込まれたと想像する人もいると思うがそれは違う。

 ガス殺はチップに液状のシアン化水素を染み込ませたものをガス室に投入しそれを気化させるという方法で行われた……

 肯定派が言うガス室が完璧に稼働していればたしかに2000人の殺害は可能だろう」

 「ガス室が完璧に稼働していたら……ね」

 「ガス室にもシアンを投下したという穴が実際は空いてないとか、ガス室のドアは木製ドアだったとか……」

 「木製ドアなんかじゃ暴れたら壊れるわよ」

 「などガス室にもいろいろ問題があるのだが、それを全て問題ないと考えれば殺害することは可能だろう。殺した後が大問題だろうが……」

 「殺した後?」

 「死体を焼却しなければならない。2000人分の死体を運ぶのだ。焼却炉とは階が違うためエレベーターで運んだらしいが。

 8時間ぶっ続けで2000人分を運ぶには死体1体あたり約15秒で運ばなければならない。

 16時間に延ばしても30秒だ。当時のエレベーターは高速で動くものらしい」

 「死体を運ぶんだし、20体くらい一気にエレベーターに乗せて運ぶなら2000人くらい数人でなんとかなるんじゃない?」

 「ふむ、死体を扱ったことがない者にとっては想像できないかもしれんが、40k〜50kもある死体を運ぶのは大変だ。

 1人平均40kgとして2000人の重量では80000kgつまり80tである。

 ちなみにセメント袋の重量が20kgだそうだ。

 女性でセメント袋2つ男性なら3つ分の荷物を運ばなければならないことになる。これは骨が折れる作業だぞ」

 「大人数でやればいいんじゃない?」

 「たしかに 人海戦術が使えればできるだろうが、ガス室は室内でしかもけっして広くは無い……

 この条件で人海戦術は無理があるだろう」

 「かなり過酷な労働ではあるわね」

 「焼却にも問題がある。

 ホロコースト肯定論者の説だと10分で一人焼き上げることができ、

 しかも24時間フル可動ができるという極めて高性能な焼却炉を使っていたらしいが……」

 「へー24時間フル稼働ね……」

 「現代の火葬場でも10分では焼きあがらない……それほどの高性能だ」

 「……現代の火葬場でも無理なのにどんな技術を使っていたのよ」

 「そういうものでもない限りホロコーストが成立しないという事だな……」


 「ドイツのーーーー科学力はぁぁぁぁ世界一ぃぃぃぃぃぃ


 「という人が出てくるわけよね……」

 「そこでホロコースト肯定論者が採用してる焼却炉と言うのは火葬用ではなく物を焼却するためのものを使っていた……

 と考えているようだな

 その焼却炉が最低20基、故障や余裕を考えるならば30基〜40基は必要になるだろう。

 しかもその焼却炉へ40k〜60kの死体を持って移動しなければならないわけだ」

 「大変だわね」

 「親衛隊(SS)の仕事は本当に地獄であった事だろう。

 よく言われている1時間に一人焼却できる焼却炉が3室ほどでは話にもならない。

 前にサンマが1匹焼ける時間と3匹焼ける時間が同じだから

 1人用の焼却炉に3人くらい入れても同じ時間で処理できると言った人がいたが……」

 「それは3匹焼ける熱量があったからじゃないの?

 ガスコンロでサンマが1匹焼ける時間と100匹焼ける時間が同じというくらいバカげた話じゃ……」

 「そういう人がいたのだ……昔な

 「ふーん……いろんな人がいるのね……」

 「ニッコーでは『その上、アウシュビッツの焼却炉は、継続運転するように設計されていた。先に焼かれた死体群によって発生する熱エネルギーを使って、次の死体群のために炉を熱く保つように設計されていたのだ。一日の最初に、コークスを燃やして適当な運転温度に達した後は、運転のために追加する燃料はほとんど、もしくは一切必要としなかった。』と説明しているが……」

 「死体が燃料になるってこと? 人間の7割は水でしょ? 燃料になるわけがないでしょ……」

 「この説明では無理があるのは明らかだ。そこで現実的な線で検証してみたいと思う。

 まず死体を一体焼却するのに20kgの石炭が必要というデータがある。

 誤差はあるだろうが1kgや2kgの石炭で人が焼けないのは常識でわかるだろうからこの数字を採用する。

 アウシュヴィッツの焼却炉で使われたのはコークスだが、コークスと石炭の1kg当りの発熱量はほぼ一緒なので計算上問題ないだろう」

 「2000体×20kgで40tね。これって多いのかしら?」

 「うむ……40tの燃料を使えば11200kWhの発電が出来るそうだ」

 「それがどうしたの?」

 「1940年当時の一般的な火力発電所の発電量は1万kWh……

 アウシュヴィッツで消費した燃料で発電可能な量とほぼ同等である」

 「あ゛


 「アウシュヴィッツは火力発電所だったのだ!!


         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
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ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i

 「つまり2000人を毎日焼却する能力があるという事は火力発電所と同等の能力があると同じことだ」

 「なんちゅー無駄遣いを……」

 「ニッコーには……

「さて、写真に火葬施設から吐き出される煙が写っていないというのは真実だろう。現時点で、我々はこの問題についてさらに調査中である。だが、もしも真実だとしても、それは、飛行が行なわれた日に死体は焼かれていなかったということを意味するだけだ。アウシュビッツ・ビルケナウの航空写真は、1944年全体を通して5日分しかない。そのうち何枚かには火葬施設が写っていないから何の証明にもならない。」

 と書いてあるのだが……」

 「火力発電所相当の熱量を消費している建物の上空を5回偵察して一度も煙が観測されていないのね」

 「なかなか興味深い話であるな。

 また一日に40tも使うのであるから最低でも200t〜300tぐらいは燃料を貯蔵できなくてはいろいろ問題がでてくるだろうが……」

 「そんなの貯蔵庫あるの?」

 「いや残念ながら、そんな大規模な石炭貯蔵庫がアウシュヴィッツにあったという話を聞いた事がない」

 「だめじゃん……」

 「あったとしたら当然、石炭貯蔵庫から一日40tもの燃料を焼却炉に叩き込むのはSSの仕事であったのだろうから……」

 「アウシュヴィッツのSSは本当に大変よね」

 「うむ……後半何故かSS哀歌になってしまったような気もするが……

 数字だけでホロコーストを追ってみたが俺はホロコーストに関して素人だ。

 よって肯定も否定もしない。

 ホロコーストをどう考えるかは読者諸氏の判断に委ねるものである

 「思いっきり否定してるようにしか聞こえたないと思うわよ……」


参考リンク:
ニツコー66Q&A
エネルギー源別標準発熱量表

出演:フルメタル・パニック!

 相良宗介

 千鳥かなめ